「SDGs岩佐賞が、あなたの活動を応援します」と、先日大きく新聞広告が出ていました。ネットで見ると
新型コロナウイルスの感染拡大、そして先行きの見えないウクライナ情勢と、ますます混迷を極める現代社会。あと8年で期限を迎えるSDGs(持続可能な開発目標)の達成は、これまで以上に難しいものになりつつあると言えるでしょう。
そんな困難な局面だからこそ、持続可能な未来を目指して果敢に取り組む人を応援したい──。公益財団法人岩佐教育文化財団は、そんな思いから、2022年5月、「SDGs岩佐賞」を創設しました。〈医療〉〈教育〉〈福祉〉〈環境〉〈平和〉〈芸術〉〈農業〉の各分野で、SDGsの達成に向けてめざましい功績を残した団体・個人を選出し、支援します。
なんと団体に300万〜1,000万円も出すそうで、こりゃ応募しなきゃソン!と思いましたね。
SDGsの理念は「誰一人取り残さない」。その理念をどんな風に実現しているのか、ということなんだろうと思います。
ぷかぷかは、「障がいのある人たちとはいっしょに生きていった方がいいよ」「その方がトク!」と言い続けてきました。ぷかぷかの活動は、それをそのまま実践することでした。彼らといっしょに生きると社会が豊かになる、ということを目に見える形で表現してきました。
ヨッシーは「おひさまの台所」のメニューを毎日こんな風に描いてくれます。
いっしょに生きると、毎日こんな楽しいメニュー表が上がってくるのです。スタッフが描いたのではこんなメニュー表はできません。
映画『梅切らぬバカ』の写真を元にこんな楽しい絵を描いてくれました。
絵を描いてくれたぷかぷかさん達と一緒に『梅切らぬバカ』の上映会をやります。映画を手がかりに「やまゆり園事件」についてみんなで話す集まりですが、私たちだけで事件について話をすると、どうしても重い雰囲気になってしまいます。でも、こんな絵を描いてくれる人たちといっしょに話すので、重い雰囲気になりようがなく、ひょっとしたら今までにない展望が開けるのではないかと思っています。
彼らは社会を豊かにする存在だとつくづく思うのです。
SDGsの理念は「誰一人取り残さない」ですが、ぷかぷかは、取り残さないだけでなく、いっしょに生きて社会を豊かにする、というところまでやっています。なので、SDGsの理念よりも、もう一歩先へ行ってる気がします。
そういったことを「SDGs岩佐賞」の応募用紙に書こうと思っています。1,000万円を夢見て。