ぷかぷか日記

ぷかぷか理事長タカサキによる元気日記

ぷかぷか日記は以下に移転しました。
ぷかぷか日記 – NPO法人ぷかぷか

2023-01-01から1年間の記事一覧

小さな講演会

年明けに小さな講演会をやります。内容は以下の通りです。 エプロンみどりの方が、ぷかぷかしんぶんの8月号で私の書いた記事を読んで心に響くところがあり、これを企画したそうです。 ぷかぷかしんぶん8月号はこちら 《演劇ワークショップの場では、障がいの…

第8期演劇ワークショップ4回目

一幕の練習 ぷかぷかさんによる絵本読み聞かせ www.youtube.com 色・光を集めて皆に渡すシーン 食べ物を運ぶシーンをチームに分かれて練習 食べ物を運ぶ(バッサー・横山さん・あずみちゃん・はやちゃん・よっしー・近藤さん・寺ちゃん・せつさん・春野さん・…

差別を乗り越える

先日、みどりアートパークでオペラ『あん』を見てきました。 ♪どらやきぃ いかがで〜す〜か〜 の歌が、見終わってからも頭の中でいつまでも響いているようなオペラです。歌の力強さをしみじみ感じました。 www.youtube.com 冴えないどら焼き屋「どら春」を舞台…

写真のチカラ

今朝の東京新聞に載っていた写真です。 国立ハンセン病療養所「栗生(くりう)楽泉園」で1966年に撮られた写真だそうです。 「舌読」をしているのは入所者の金夏日(きむはいる)さん。病のため視力を失い、指先の感覚もない金さんは、点字も読めない。でも、…

美帆さんの誕生日メニュー

12月5日はやまゆり園障害者殺傷事件で亡くなった美帆ちゃんの誕生日でした。その日の給食メニューは「美帆さんの誕生日メニュー」。美帆ちゃんは唐揚げ、ハンバーグが大好きだったとお母さんがおっしゃっていました。 特に事件について話し合ったりするわけで…

「これって アートなの?」展開催中

「ココロはずむアート展」ぷかぷかで開催中。 アート屋わんど パン屋 ぷかぷかさんのお昼ごはん 楽しい作品がいっぱいです。見なきゃソン!です。ぜひお越し下さい。

第8期演劇ワークショップ4回目

2023年11月25日、第4回ぷかぷかワークショップのまとめ 字が小さくて読みにくいので、半分に分けます。 あいさつ(ネーム・ウィズ・アクション) ウォーミングアップ 新聞に何人乗れるだろう ・足場が狭くなっていく→一番大きく広げた状態から新聞紙を折って…

FMヨコハマでおしゃべりしてきました。

FMヨコハマでぷかぷかのこと、色々おしゃべりしてきました。若いきれいなお姉さん相手で 少し緊張しましたが、お姉さんのリードのおかげでコンパクトにまとめられた感じはします。なによりも音楽が入るととてもいいですね。下に録音のデータ貼り付けましたの…

オペラ『あん』

12月17日(日)みどりアートパークホールでオペラシアターこんにゃく座のオペラ『あん』が上演されます。 www.youtube.com 冴えないどら焼き屋が舞台です。あんを作ることがうまい徳江が来てからどら焼き屋は大繁盛。ところが徳江の曲がった指を見て、 「ハン…

第8期演劇ワークショップ第3回目 

★文字が小さくなって読みにくいので、半分に分けます。 ■ネーム・ウィズ・アクション 恒例の導入アクション。みんな慣れた感じで自分の名前とアクション。 ■導⼊のゲーム 猫に⾒つからないように⾵船を運ぶ →猫が鳴いている間は動けるが、振り返ったら止まる…

みんなが「Happy!」になる障害者雇用

「障がいのある人達と共に働く社会」と題した東急百貨店の「えんちか」の報告がありました。 「2013年4月、横浜市内の東急百貨店たまプラーザ店に障害者中心の部署として新設。 ”縁の下の力持ち”を意味して名づけられた。神奈川県内の養護学校を卒業し…

東京新聞に受賞の記事

東京新聞に横浜文化賞文化・芸術奨励賞を受賞することになったことが大きく載ってました。 www.tokyo-np.co.jp とても励みになります。 「共生社会といった言葉を使わなくても、自然と一緒に暮らせる地域づくり。ぷかぷかはこれからも続けていく。」と記事は…

人物像を想像していくのが楽しい

2023/11/9(木)創英大学で授業。こども教育学部の学生(2年生) ぷかぷかさんの作品を見て、その人の話を聞いて、どこまでイメージできるか、という授業。 ・それぞれの作品を見ながらそれを作った人についての話をしてもらってエピソードを聞いたりすると、そ…

いっしょに生きると社会が豊かになる、ということ。

文化は社会を豊かにします。ぷかぷかが生み出したものが横浜文化賞文化・芸術奨励賞を受賞したのは、障がいのある人たちといっしょに生きることで生まれるものが、「社会を豊かにする」と認められた、ということではないかと思います。 何かとマイナス評価の多…

好きなことを好きと言えるのは素敵

創英大学でこども教育学部の学生(2年生)さんとぷかぷかさんですごろくワークショップをやりました。お互いが楽しく知り合うすごろくです。コマを進めるうちに自然に打ち解けてきます。 みんなですごろくを囲み、コマを進めていくと自然に笑顔が出てきます。…

「支援しなければ」という考えを持つことで壁が生まれてしまう。壁を作っていては勿体ない。

近くの創英大学で、映画『Secret of Pukapuka』を上映し、色々ぷかぷかさんのことをお話ししてきました。学生さん達は思いのほかきちんと受け止めてくれていました。学生さん達のすばらしい感想見て下さい。 こども教育学部の学生(2年生) 2023/10/26(木) 1…

区役所で人権研修会 様 子 を う か が っ て い た 参 加 者 の 職 員 さ ん た ち が 自 然 と 笑 顔 に な っ て い く の が印 象 的 で し た

10月10日(火)緑区役所で人権研修会をやりました。人権に関する話をするだけではつまらないので、前半1時間をぷかぷかさんといっしょに簡単な演劇ワークショップ、後半1時間をワークショップの体験なども踏まえての話し合いをしました。 演劇ワークショップは…

就労支援の事業所で働く人の感想から

就労支援の事業所で働く人が『ぷかぷかな物語』を読んで感想をアマゾンのレビューに書いていました。 この本はある障害者就労継続支援事業所B型のお話ですが、同じくB型で働いている私としては全く違った視点で事業展開されていることに大きく関心をもちまし…

「福祉」という枠の中での「ご褒美」としての表彰ではなく、「文化・芸術」として評価された

横浜文化賞文化・芸術奨励賞を受賞することになったことについて、知り合いからこんなコメントいただきました。 《「福祉」という枠の中での「ご褒美」としての表彰ではなく、「文化・芸術」として評価された、というのが、何よりも素晴らしいです。》 今回…

第8期演劇ワークショップ第2回目

●ジェスチャー伝言ゲーム。チームに分かれてジェスチャーでお題を伝えるのですが、これがおもしろかった。たとえば《ペンギン》というお題。それぞれ自分の持ってるイメージが違うので、その表現・ジェスチャーが違います。そのジェスチャーを見ても、全く別…

クリエイティブな活動を続けたことが横浜文化賞文化・芸術奨励賞の受賞につながった。

横浜文化賞文化・芸術奨励賞の審査にあたって横浜市が調べたぷかぷかの履歴 【主な経歴】 2009年 NPO法人「ぷかぷか」設立 2010年 就労継続支援A型事業所としてパン屋「カフェベーカリーぷかぷか」「ぷかぷかカフェ」開店 2011年 就労継続支援B型事業所に…

「そらくんとたからくん」上映会やりました。

「そらくんとたからくん」の上映会をやりました。そらくんがバスの中で独り言を言ってる時、そばにいたおじさんに「うるせー!」「「降りろ!」と怒鳴られたことがあった、とお母さんがブログに書いていました。知らんぷりはできない事件だと思い、そのこと…

横浜文化賞文化・芸術奨励賞を受賞

横浜文化賞文化・芸術奨励賞を受賞しました。www.city.yokohama.lg.jp www.city.yokohama.lg.jp 横浜文化賞文化・芸術奨励賞の歴史30年の中で、福祉事業所が受賞したのは初めてです。 ぷかぷかさんたちといっしょに作ってきたものが「文化」として認められたっ…

やっかいなことは人生を豊かにする

やっかいなことは人生を豊かにするんじゃないかと思います。やっかいなことが起これば、多くの人はそれを避けようとします。でも、どうしたらそのやっかいなことが解決できるんだろう、と考えるなら、それは人生を、社会をほんの少しですが豊かにします。 何…

やっかいなことこそ、大歓迎 !

映画「そらくんとたからくん」のいいところは福祉の匂いが全くしないことです。何かやってあげる、という上から目線の関係が福祉の世界には多いのですが、そういったものが全くありません。あるのはふつうの生活の中のふつうの関係です。 こういう生活を見て…

そらくんとたからくんのいる日々のあたたかさ、幸せ感が…

映画「そらくんとたからくん」何がきっかけで誕生したのか、そのヒミツです。 ameblo.jp 演劇ワークショップの会場で、大きな鏡の壁のカーテンを閉めようとする映画監督と、カーテンを開けようとするそらくんが、その果てしない繰り返しの中で、 「なんだかお…

そらくん、たからくんと友達になりたい方、ぜひ来て下さい。

9月24日(日)みどりアートパークリハーサル室で「そらくんとたからくん」上映のあと、バスの中で独り言を言っていたそらくんが「うるせー!」「おりろ!」と怒鳴りつけられた件をテーマに、みんなで話し合う予定です。 こんな風に怒鳴りつけなくても、「ったく…

幸せな家族が見えて、こちらの心まであたたまる映画「そらくんとたからくん」やります。

映画「そらくんとたからくん」はそらくんとたからくんの日々の暮らしを淡々と撮った映画ですが、幸せな家族が見えて、こちらの心まであたたまる映画です。 心があたたまるのは、やっぱりそこにそらくんとたからくんがいるからだと思います。そこにこの映画のミ…

夢を見ること、それが社会を前に進める。

機会があってぷかぷかの設立計画案を見る機会がありました。夢があふれている気がしました。実現できたこともあれば、実現できなかったこともあります。考えが甘かったなと思う部分もあります。それでも、夢を見ることで、社会が、ほんのわずかですが一歩前…

社会の障害者排除への怒りを、私たちはもっともっと表現してもいいのではないか

9月3日のブログ www.pukapuka.or.jp でふれた「モナ・リザ」スプレー事件を起こした当事者を取材した記事はとても興味深いものでした。 digital.asahi.com スプレーを噴射したのは 「障害者だけでなく子連れの母親なども排除した。いくらなんでもひどすぎな…