ぷかぷか日記

ぷかぷか理事長タカサキによる元気日記

ぷかぷか日記は以下に移転しました。
ぷかぷか日記 – NPO法人ぷかぷか

相手と人として出会う

 ぷかぷかには『Secret of Pukapuka』という映画があります。映画を作った発端は

やまゆり園事件です。あの時犯人は

「障害者はいないほうがいい」

などといい、そうだそうだ、よく言った、と共感する声がたくさんありました。

 それは違う、障がいのある人たちとはいっしょに生きていった方がいい、そういった趣旨の映画の製作をpvプロボノに依頼。事件の翌年にできあがった映画が『Secret of Pukapuka』です。

 障がいのある人たちと「いっしょにいると心ぷかぷか」のメッセージがあふれている映画です。障がいのある人達と、いっしょにいると心ぷかぷかになるような関係を作ること、それが事件を超える社会を作っていくのだと思います。

 

『Secret of Pukapuka』の予告編

www.youtube.com

 

 やまゆり園事件から10年。障がいのある人たちが生きやすい社会になったのでしょうか。

 度々話題になった福祉施設での虐待事件。これは何を意味するのでしょう。

 障がいのある人達のいちばん身近にいる人間が、どうして虐待をするのでしょう。何人もの人が逮捕されていますが、逮捕することでこの問題は解決できません。とりあえず逮捕するにしても、もう少し問題の本質に迫る対応を考えないと根本的な解決にはならない気がします。

 では、何が問題なのか。今まで何度も言及していますが、やはり相手と人としておつきあいしていない、というところだと思います。福祉事業所が行っている「支援」という関係は、相手と人しておつきあいする、ということをやりにくくしているのではないかと思います。

 「支援」は相手に何かやってあげるという上から目線の関係です。人としておつきあいするというフラットな関係ではありません。そこをどうやれば関係がフラットになるのでしょう。

 ここはやはり、理屈ではなく、

 「相手と人として出会う」

という人間の持っている感性というかチカラだろうと思います。「相手と人として出会う」チカラを私たちは持っています。そのチカラを「支援」の現場でも発揮できれば、障がいのある人達との関係は一気に変わります。

 相手といっしょに笑う、悩む、悲しむ。そういった当たり前のことを日々やっていく。そのことを繰り返した先に、やまゆり園事件を超える社会ができてくるのではないかと思います。

 

 

 

 

 

西作のいもの

 昔書いたブログですが

 

障がいのある人たちといっしょに生きていくと、社会が豊かになります。どうしてでしょう。

 

「酢のもの」と書くところを写真のように書いた人がいました。

 

 

 「ん?西作のいもの?」って最初は思いました。でも商品を見て、「あっ、酢のものね」と納得、「あっ、いい!いい!」「すごくいい!」ってつい言っちゃいます。この、ついいっちゃう、という感覚がとても大事。

 こういう字は楽しいし、社会をゆるっとしたものにしてくれます。「まちがってるじゃん」なんて否定してしまうのはもったいないです。正しいことは、時に社会をつまらないものにします。

 なので、ぷかぷかでは「西作のいもの」をそのまま商品といっしょに並べます。「もったいない」という感覚が共有できているのです。

 お客さんもよくわかっていて、「ああ、今日はこれね」って笑いながら買っていきます。ぷかぷかさんの書く字の楽しさを共有できているのです。こういう関係のあるところを「ともに生きる社会」というのだと思います。こういう字を書く人こそ大切な仲間として受け入れる社会こそ、みんなが心地よく生きられる豊かな社会といえます。

障がいのある人達は社会を豊かにしている

 やまゆり園事件の犯人植松は「障害者はいないほうがいい」といいました。でも、実際に障がいのある人達がいなくなったらどうなるのでしょう。障がいのある人達の分だけ、社会の幅が狭くなります。その分なにかと息苦しい社会になります。

 障がいのある人達とあまりおつきあいがない人は、色々面倒な人がいなくなるのはいいんじゃない、という意見に多分なるのではないかと思います。でも、面倒な人とのおつきあいは、どうしたらいいんだろうと日々悩み、それは自分を鍛えます。人間の幅を広げてくれます。自分を豊かにしてくれます。

 障がいのある人達は、ですから、私たちを、社会を豊かにしているのです。だからこそ大事にしたい。

 

 区民祭りではこんな楽しいお店が彼等のおかげでできました。

 私たちだけではこんな楽しいお店はできません。そのことを謙虚に認めるところから、彼等との豊かなおつきあいが始まります。「支援」という上から目線のおつきあいではなく、どこまでもフラットなおつきあい。

 

名刺もこんな楽しいのができます。

こんな楽しい舞台ができます。





 

いっしょにいると心ぷかぷか

 やまゆり園事件の犯人植松は

「障害者はいないほうがいい」

と主張し、

「そうだ」「そうだ」「よく言った」

という共感のメッセージが社会にあふれ、なんとも嫌な思いをしたことを覚えています。

 そんな中で「障がいのある人たちとはいっしょに生きていったほうがいい」というメッセージを込めた映画を事件の翌年作りました。『Secret of Pukapuka』がそれです。

 その予告編

www.youtube.com

 本編は約26分です。

 やまゆり園事件から10年がたった今、「いっしょにいると心ぷかぷか」というメッセージを伝える『Secret of Pukapuka』の上映はとても意味があると思います。

 英文のタイトルの日本語訳は『ぷかぷかのヒミツ』です。

 そのヒミツとは

「障がいのある人たちといっしょにいると心ぷかぷか」

になるよ、というメッセージです。たくさんの人達が障がいのある人達とのおつきあいで「心ぷかぷか」になったとき、社会は事件を超えるのだと思います。

 ぜひあなたの住んでいる街で心ぷかぷかになるような上映会を企画してください。

 

 問い合わせは ぷかぷかの高崎まで takasaki@pukapuka.or.jp

 

 

日々の暮らしの中でおつきあい

 やまゆり園事件の犯人植松は

 「障害者はいないほうがいい」

などといいました。彼はやまゆり園という福祉施設で働いていたにもかかわらず、そういった言葉が出てくるのは、そこで働く障がいのある人達と人としてちゃんとおつきあいしてなかったからではないかと思うのです。

 問題は、そう思う人達が社会にはたくさんいるんじゃないか、ということ。

 障がいのある人達とのおつきあいがなければ、「障害者は何を考えているのかよくわからない」「だからちょっと怖い」「そばに寄りたくない」とマイナスの思考が積み重なっていきます。それが社会を作り、

 「障害者はいないほうがいい」

と考える人が出てきてもおかしくありません。植松は正直に自分の気持ちをいったのだと思います。

 でも、いわれた方はたまったもんじゃありません。先日のNHKで放送されたtoi toiに登場した障がいのある人達の多くがそのことを語っていました。

www.web.nhk

 

 障害当事者が事件をどんな風に受け止めたのか、それを想像すること、私たちは今何をすればあのような事件を防げるのかを考え、実践すること。

 ま、あまりむつかしく考えず、日々の暮らしの中で、障がいのある人たちと人としておつきあいしていく。そのことにつきると思います。

 

お客さんとこんな感じでおつきあいできる雰囲気がぷかぷかにはあります。

 

いっしょにお芝居を作ります。

 

桜美林大学の学生さんといっしょに、こんな楽しい時間を過ごします。

 

区役所でパンの販売 メンバーさんとスタッフがいっしょに販売します。

 

いっしょにパンを作ります。

 

やまゆり園事件から10年がたちますが…

  やまゆり園事件から10年がたちますが、あの事件を超える物語を私たちはどれだけ作ってきたのかと思います。事件の犯人は「障害者はいないほうがいい」といいました。それを超えるのは、「障がいのある人たちとはいっしょに生きていった方がいい」というだけではなく、いっしょに生きていくことで何が生まれるのか、社会がどうなるのかを語り、作り、それを持続させていくことが必要ではないかと思います。

 

事件を受けて作った映画『Secret of Pukapuka』です。

www.youtube.com

 

ぷかぷかのお店です。

 

みんな元気に働いています。

 

刺繍を作る人もいます。

 

こんな絵を描く人もいます。

 

こんな作品を作る人もいます。

 

いっしょに芝居を作るとこんな舞台ができあがります。

 

 こういう活動は社会を豊かにします。障がいのある人たちといっしょに生きていくことで社会が豊かになるのです。だからいっしょに生きていった方がトク!なのです。