障がいのある人たちは、一般的には「あれができないこれができない」「生産性が低いからだめ」とかいわれていますが、そういったマイナス評価は絶対的なものではなく、彼らとの関係ひとつでマイナス評価からプラス評価に変えられる、ということをぷかぷかは事業を展開する中で示してきました。
彼らとの関係は「何かやってあげる」とか「支援する」といった「上から目線の関係」が多いのですが、ぷかぷかは「いっしょに生きていく」という「フラットな関係」です。
そういう関係でぷかぷかは事業を展開してきたのですが、そこで見えてきたのが、彼らは「あれができないこれができない」人たちではなく、「社会を耕し、社会を豊かにする存在」人たちであるということです。マイナスの価値ではなく、プラスの価値を生み出す人たちであるということです。
つまり彼らとどういう関係でやっていくかによって、全く正反対のものが出てくるのです。社会を豊かにする新しい文化といっていいほどのものをぷかぷかはたくさん創り出してきました。
社会に豊かさをもたらす彼らをマイナス評価することは、社会の大きな損失だと思います。豊かさの喪失です。それはぷかぷかが今まで創り出してきたものを見ればすぐにわかります。
パン屋では彼らとスタッフの共働作業で素敵なポスターを作って張り出しています。
ぷかぷかさんと地域の人たちで6ヶ月かけて作った芝居の舞台は、いっしょに生きることで生まれる豊かな文化そのもの。
舞台の背景画はどこに出しても恥ずかしくないほど作品。いっしょに生きると、こんな素晴らしい作品が生まれます。
パン屋の大きな窓に描かれた絵。いっしょに生きていると、こういうものが次々に生まれます。
ぷかぷかを取材に来た記者の味のある似顔絵。これを使った名刺を作ると、今までにない新しい広がりが生まれます。
まいつきはっこうしている「ぷかぷかしんぶん」。いっしょに生きると、こんなに楽しいしんぶんができます。
近くの大学でやったワークショップ。いっしょに生きていると、こんな関係がどんどん広がっていきます。
「セロ弾きのゴーシュ」の舞台で作った小道具や背景画。いっしょに生きると、こんな素晴らしい作品が生まれます。
新しい事業所「でんぱた」の看板。いっしょに生きるとこんな素敵な看板ができます。
お弁当にぷかぷかさんの作ったアートをかぶせると、お弁当が何倍にも楽しくなります。これがいっしょに生きることの意味。暮らしが豊かになります。
こんな字が書いてあったら、つい買いたくなってしまいます。この字は、わらび餅の価値を何倍にもしています。生活を豊かにします。
2,019年7月のニューヨークで開かれたSDGsの世界大会に参加した日本の企業が発表するレポートの表紙にぷかぷかさんの絵を使ってくれました。いっしょに生きるとこんな素敵な絵が生まれることを世界中に伝えてくれました。
いっしょに生きることで生まれた物語をまとめた本です。