ぷかぷか日記

ぷかぷか理事長タカサキによる元気日記

ぷかぷか日記は以下に移転しました。
ぷかぷか日記 – NPO法人ぷかぷか

2月29日(土)福岡・大名クロスガーデンでの上映会は延期

 2月29日(土)福岡・大名クロスガーデンで簡単なワークショップ、『Secret of Pukapuka』の上映会、トークセッションをやる予定でしたが、コロナウィルスが広がっているため延期になりました。ちょっと残念ですが、ま、しょうがないですね。

 津久井やまゆり園事件の裁判もあり、事件に絡めてぷかぷかがやっていることの意味を話そうかなと思っていたのですが、次の機会ですね。

 被告は控訴しないようなので、多分死刑の判決が下り、裁判は終わってしまいます。どうして障害者支援の現場でこんな事件が起こってしまったのかは明らかにならないまま裁判が終わることになります。

 私は事件が起こって以来、悲しくて、悔しくて、事件についてのブログを書いて書いて書きまくりました。100本を超えています。抽象的な事件批判ではなく、どこまでもぷかぷかの現場から見た事件についての思いです。そうやってある日気づいたことは 

「障害者は不幸しか生まない」

という言葉は、被告自身が障がいのある人とそういう関係しか築いてなかったのではないか、ということです。不幸としか思えないような関係です。

 ぷかぷかは障がいのある人たちとは一緒に生きていった方がいいよ、と言い続けています。それは彼らとのおつきあいがとてもハッピーだからです。ハッピーと思えるような関係を作っているからです。

 

 下の写真はぷかぷかさん、地域の人たち、スタッフが一緒になってケヤキの木を相手にワークショップをやったときの写真です。こんな風にみんなが楽しくなるような関係を被告が経験していれば、あんな事件は起こりませんでした。事件の現場がこういう関係を作っていなかったのではないか、ということです。

 

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 いや、こんな関係は支援ではない、という反論が来るかも知れません。では支援という関係が、どれだけ豊かなものを作り出したのでしょう。たとえばぷかぷかが創り出した『表現の市場』を超えるものを支援の現場は作り出していますか?

 そこを問い直さない限り、事件を生み出した温床は温存されたままで、またどこかで同じような事件が起きます。事件後も虐待が起こっていることは何を物語るのでしょう。

 

 上の写真のような関係を日々の暮らしの中で作り続けること、それがすごく大事な気がします。そういった関係を作るコツが『Secret of Pukapuka』という映画には描かれています。

 興味のある方は連絡下さい、 

www.pukapuka.or.jp