ぷかぷか日記

ぷかぷか理事長タカサキによる元気日記

ぷかぷか日記は以下に移転しました。
ぷかぷか日記 – NPO法人ぷかぷか

2020-01-01から1年間の記事一覧

みんなが自由にそこで生きるときに生まれる「場のチカラ」

親子三人で参加した浅川さんの感想です。 「できないから助けてあげる、支援するというのが今の福祉の考え方のような気がします。でも私は、できないことを補い合うのではなくて、一人ひとりの持っているパワー(好きなこととか得意なこと)を出し合う方が社会…

「希望」を語り続ける

朝日夕刊素粒子にいい言葉がありました。 《 難病の人も、障害を持つ人も、すべての人が「希望」を語れる社会でありたい。政治は、私たちは何をすべきか 》 私は養護学校の教員時代、障がいのある子どもたちに惚れ込み、彼らといっしょに生きていきたいと思…

みんなでワークショップ1,2

1986年の演劇ワークショップ。カビだらけになったビデオを再生したので、最初のうちはかなり映像が痛んでいます。 www.youtube.com www.youtube.com

YouTubeで第6期演劇ワークショップ記録映画公開中

第6期演劇ワークショップ記録映画をYouTubeで公開中です。7月25日(土)。26日(日)限定です。 www.youtube.com ご覧になりましたら、ぜひ感想送って下さい。 https://www.pukapuka.or.jp/contact/ 「その他のお問い合わせ」にチェックを入れて、感想を書いてく…

でんぱたー地域社会が変わるきっかけになるといいですね

5月にスタートした新しい事業所「でんぱた」に寄せる思いを聞かせて欲しい、とNHKの取材がありました。 「ぷかぷか」と同じように、地域社会が変わるきっかけになるといいですね、という話をしました。 「障害者はなんとなくいや」「近寄りたくない」「怖い…

やまゆり園事件から4年

もうすぐやまゆり園事件が起こってから4年になります。裁判があり、被告に死刑が宣告されましたが、どうしてあのような事件が起こったのか、何一つ解明もされず、なんのための裁判だったのかと思います。裁判が終わるとマスコミが取り上げることもなくなり、…

完成されたものを舞台に上げるよりも、彼らのエネルギーを感じられるものを上げる方が大事

映画の冒頭、神奈川新聞の成田さんの言葉がいい。 www.youtube.com 居心地がいいのはぷかぷかさんのおかげです。40年ほど前、養護学校の教員になって、初めて障がいのある子どもたちとおつきあいすることになりました。いろいろ大変な子どもたちでしたが、そ…

いつ来るの?

セノーさんは毎日のようにゲオに電話します。このビデオありますか?という電話です。発売日を調べ、いつ入荷するのか聞いているようです。 www.youtube.com ゲオのお姉さんも、忙しいにもかかわらず丁寧に対応してくれます。今日も何かを注文し、「いつ来る…

何か心安らぐものがあるとか、なんかすっごく楽しいとか…そういったものを感じられる関係を作る。

ひどい事件がまた起こりました。 digital.asahi.com 相手を思いやる心が全くないのですね。やまゆり園事件も同じです。相手を思いやる心があれば、起きるはずのない事件です。 福祉の現場でどうしてこんなことが起こるのか、ということをきちんと検証してい…

事件を超える社会は、今、すでに、ここにあります。

昨日の朝日新聞神奈川版に「やまゆり園事件4年 投げかけたものは」と題した記事の中でぷかぷかの活動が紹介されました。 「事件を超える社会」って、どういう社会なんだろう。 ひとことで言うと、それは障がいのある人たちを排除しない社会、彼らとフラット…

「ここがアカン、あそこがアカン」といわれている彼らが実は…

どういうわけか知的障害福祉研究『さぽーと』の表紙を飾りました。 「至福の時」です。こういう幸せな時を作り出しているのがぷかぷかです。お互いそう思える時を作り出すことこそ、大事じゃないかと思っています。 支援支援ともっともらしく言ったところで…

みんなが「心ぷかぷか」になるといいな

障がいのある人たちのグループホームを立ち上げようとして、反対運動に会い、立ち往生している方のブログです。 ameblo.jp このブログを書いた人自身、3年前に障がいのある子どもが生まれ、それまでは「普通の家庭」であり、「普通の家庭」しか知らなかった…

あ、結婚されたんですね。おめでとうございます。

相模原障害者殺傷事件に関する本が出ました。横浜地裁でおこなわれた裁判を中心に、取材班が被告と重ねた面会の記録も含めて、新聞に載った記事を大幅に加筆したもの。 あーだコーダの論評を挟まず、記録を残すことを大事にしたところがいいと思いました。20…

相手が人であることを忘れてしまっています。

障害者施設における虐待問題の記事です。 mainichi.jp ●虐待の要因を「問題行動を抑える技術にしか考えが及ばず、利用者にふさわしい支援を行うという基本的な理念が不足していた」と指摘。 問題行動があるから支援が必要、と考え、その支援の中身が暴力でし…

ぷかぷかさんたちの素朴な疑問にきちんと答えて欲しい

いっしょにいい一日を作る関係です。 いっしょに生きていくって、こういう日々を積み重ねることです。 「いい一日だったね」 って、お互いが言い合えるような日々を作っていこうよ、というのがぷかぷかです。 何かができるように「支援」するのではなく、い…

苦情は、うまくすれば地域社会が変わるきっかけ

5月にスタートしたばかりの生活介護事業所《でんぱた》に、「声がうるさい!」という苦情が寄せられました。 「その苦情に、どう対応しますか?」 と取材に来ていた朝日新聞とNHKに聞かれました。 この苦情は、この社会の中で障がいのある人たちの置かれてい…

ぷかぷかさんに任せていたら、いつの間にかそんな風になっていた。

先日のNHK首都圏ネットワーク「あすへの一歩」に登場した金原さんの話をもう少し。 お店に行く、というのはぷかぷかさんとおつきあいするということです。それが生活の一部になっている、といいます。 金原さんは「ともに生きる社会を作ろう」とか「共生社会…

「あすへの一歩」

今日はでんぱたに給食作りに行きました。その時に隣のマンションから、声がうるさい、と苦情が来たという話を聞きました。よく声を出すメンバーさんがいるので大丈夫かな、とは思っていましたが、やっぱり苦情が来たようでした。隣のマンションとは間に駐車…

ぷかぷかさんたちに幸せな生き方を教えてもらってた

知り合いに子どもが生まれ、医療的なケアが必要かもしれないそうです。 でも 「ぷかぷかさんたちに幸せな生き方を教えてもらってたこともあり、どんな身体で生まれてきても大丈夫♫と、私は安心して産むことができました。こんなに尊い命を生まない選択をして…

あすへの一歩

ぷかぷかさんがいないことで、ぷかぷかさんがいることの意味がより鮮明になるのではないかと、コロナで休んでいるときからNHKが何度か取材に来ていました。今日もお店の様子やぷかぷかのファンの方の取材をし、今週金曜日6月26日(金)6時10分からの首都圏ネッ…

どうすれば、やまゆり園が自分で考えるようになるのか

やまゆり園事件の検証委員会、先日の中間報告を持って終了するそうです。 mainichi.jp 《 記者が鳥井健二・利用者支援検証担当課長に「検証中止」の理由を尋ねると、しばらく沈黙した後、「……議会で答弁した以上のことは答えられません。調査は法人に任せて…

あのぬるっとした田んぼに足を突っ込んだ途端

「でんぱた」の田植え、単純におもしろかったです。 あのぬるっとした田んぼに足を突っ込んだ途端、なんかわくわくしてしまいました。足が思うように動かせなくて、無理に動かそうとするとバランス崩して手をついてしまい、慌てて体を起こそうとすると、余計…

「でんぱた」のインスタグラム

ぷかぷかの新しい事業所「でんぱた」のインスタグラムです。活動の様子がよくわかります。ぜひ覗いてみて下さい。 www.instagram.com

いっしょにいい一日を作る、その積み重ねが「でんぱた」を作っています。

でんぱたが始まり、陶芸と給食作りで関わっていますが、いろいろ思うのは、今のぷかぷかと同じように、メンバーさんとスタッフが一緒に「でんぱた」を作っているな、ということです。 毎日やることは決めていても、最終的にはメンバーさんの気持ちでやるかや…

自分を信じること、そして続けること

生協の店頭市に出した「なのはな村」(宮崎県都城市)のお店。 これがFacebookに載っていたので、 「相変わらずいいもの売ってますね」 と書き込んだら、 「いいものだから、と、売れるとは限らないのです」 と、なのはな村の藤崎さん。 まぁ、そうですね。そ…

いい記事だった、で終わらせるのではなく

少し前の記事ですが、神奈川新聞の「就学訴訟の波紋(下)」は、和希君を排除したのは、行政と司法だけだったのか、という問題提起をしていました。 www.kanaloco.jp 《 訴訟が結審した1月9日の口頭弁論が脳裏に刻まれている。和希君が幼稚園で共に学んだ…

7月末の上映会、8月開始の演劇ワークショップ、残念ながら中止にします。

7月25日(土)に予定していた「ぷかぷか上映会」と8月からスタートし、6ヶ月かけて芝居を作る第7期演劇ワークショップは、コロナの影響で残念ながら中止にします。 相模原障害者殺傷事件の裁判も終わり、事件のことが話題になることはほとんどありません。でも…

ぷかぷかさんの描いた絵が宝物に

この絵、スタッフのおくやまさんだそうです。 おくやまさん、宝物のように大事に大事にしていました。ぷかぷかさんの描いた絵が宝物になるって、すごくいいなと思います。 障害者、といって見下してしまうのではなく、その人が描いたものを素直に 「素晴らし…

かわいい孫のようです、というフラットな視線がいい

今日からお店再開。久しぶりにみんなと会って、ただそれだけでうれしい。 久しぶりに会ったリエさんはいつもとおんなじ話題でしたが、おんなじ話をしていても今日は格別にうれしい。心も体もゆるゆるになります。 リエさん「また今日、テレビで漫画ばっかり…

この子と一緒にいれば迷わないのかなって

重度障害障害者に税金を使うのはもったいない、とやまゆり園事件の植松死刑囚はいい、それに同感する社会があります。 重度障害者にお金を使うのはほんとうにもったいないことなのか。私たちは自分の問題としてこれを考えていかないと、社会は痩せこけていく…