「いっしょにいると心ぷかぷか」はやまゆり園事件の1年前に作った「障がいのある人たちとはいっしょに生きていった方がいいよ」というぷかぷかのメッセージを映像化した時に、出てきた言葉です。
「障がいのある人たちといっしょにいると心ぷかぷか」
という意味です。だからいっしょに生きていこうよ。
心ぷかぷか、というのは、たとえばこんな絵を見た時の私たちの心です。
こんな絵を描く人たちとはいっしょに生きていった方がトク!です。
事件の起こった年にも、事件へのぷかぷかのメッセージを映像化し、前年に作ったものと併せて『Secret of Pukapuka』という映像にまとめました。見ると心ぷかぷかになるような映像です。
やまゆり園事件を超える、というのは、障がいのある人達と「心ぷかぷか」になるような関係をたくさん作っていくことだと思います。人としてつきあう、フラットにつきあう、そういう中で「いっしょにいると心ぷかぷか」という関係ができてきます。
ぷかぷかは事件のはるか前からそんな出会いをたくさん作ってきました。「ぷかぷかさんが好き!」というファンがたくさんできました。障害者はなんとなくいや、怖い、そばに寄りたくない、と思う人の多い社会にあって、彼らのことが好き!というファンができたことは画期的だと思います。
「ぷかぷかは街の価値を上げている」という人まで出てきましたが、心ぷかぷかになるような出会いをたくさん経験したのだと思います。そんな出会いが街を豊かにしていることに気づいたのだと思います。
「障がいのある人達との出会いが、街を豊かにしている」って、すばらしい気づきだと思います。
事件から6年目の今、あらためて「いっしょにいると心ぷかぷか」の関係の大事さを思います。
先日のニュースウオッチ9で美帆さんのお母さんが紹介されました。ぷかぷかにはじめて来られた頃を思えば、ずいぶんと元気になられたなと思いました。ぷかぷかさんと一緒にいろんなことやって、心ぷかぷかになることがたくさんあったのだと思います。
知り合いがこんな感想を寄せてくれました。
《 お母さんが「やまゆり園を選んでごめんなさい」と責任を感じていらっしゃる言葉が大変重く、それだけに、ぷかぷかとの出会い、その存在は大きいものなのだろうと感じました。 特に、美帆さんパネルに用意されたお味噌汁、ピースするてらちゃんとのツーショットがとても印象的でした。》
《 美穂さんとお母さんに寄り添うぷかぷかのメンバーさん達の素直な優しさが伝わってくる映像でした。》
やまゆり園事件は「障害者はいない方がいい」「障害者は不幸しか生まない」と暴力的に排除した事件でした。でも、今回事件でいちばん辛い思いをした美帆さんのお母さんをいちばん支えたのは障がいのある人達です。そのことを謙虚に受け止めていきたいと思うのです。ここにこそ、事件を乗り越える鍵があるように思うのです。
美帆さんのお母さんが楽しんだ歌のワークショップ。ぷかぷかは事件のはるか前からこういう場を作り続けてきました。
8月27日(土)、映画を手がかりにやまゆり園事件について考える集まりをやります。ぜひお越し下さい。ぷかぷかさん達も一緒なので、楽しい集まりになります。やまゆり園事件について楽しい集まり、というのはなんか変な感じもしますが、彼らといっしょに生きていくというのは楽しいのです。彼らと一緒に楽しいひとときを過ごすこと、それが事件を超えることだと思います。
参加希望の方はこちら、下記サイトの「チケット情報」をクリックして下さい。