昨日の神奈川新聞、成田記者のデスクノート、短いですが光っています。
スペースが小さいので、問題の入り口に立ったところで終わってしまっているのが、なんとも残念です。ただいつも成田さんが書いてくれるのを待つのではなく、私たち一人一人がこの入り口に立ち、何をするのかを具体的に考え、実践することが必要なんだと思います。「社会の側こそ問われている」のですから。
ぷかぷかは「引きこもり」といわれている人たちとのつながりはありませんが、障がいのある人たち(主として知的障がいの人たち)とのつながりの中で、様々なことを実践してきました。
たとえばやまゆり園事件で犯人が言った「障害者はいない方がいい」とか「障害者は不幸しか生まない」といった言葉に対して、「それは違う」というだけでなく、「障害者はいた方がいい」「障害者は周りの人たちをほっこり幸せな気持ちにする」事実を作ってきました。そこからたくさんのぷかぷかのファンが生まれました。たくさんのファンが生まれたことは、地域社会がそんな風に変わってきたことを示します。
たとえばこのTシャツとかバッグ。
こんなすてきなものを作り出す人たちとは、やっぱり一緒に生きていった方がトク!なのです。一緒に生きないとソン!です。
障がいのある人たちがぷかぷかで働いていること、そのことに価値がある、ということを日々のFacebookやブログで発信し続けてきました。生産性のない人も社会に必要、ということも。
成田さんのいう「社会の側こそ問われている」の言葉は、まさに私たちが当事者とのつながりの中でどれくらい「新しい価値」といえるものを作り出すのか、を問うているのだと思います。
『ぷかぷかな物語』は、まさにその問いに対するぷかぷかの答えです。ぜひ読んでみてください。