ぷかぷか日記

ぷかぷか理事長タカサキによる元気日記

ぷかぷか日記は以下に移転しました。
ぷかぷか日記 – NPO法人ぷかぷか

言葉が出てくるのを待つ時間のおだやかさに、今の社会が忘れているものを感じました。

 先日緑区役所でやった人権研修会の参加者の方の感想です。ぷかぷかさん4人が講師として参加しました。時間にすればわずか30分ほどでしたが、彼らがいろいろおしゃべりする時間は、両手で包み込みたいほど、大切にしたいような時間でした。

  セノーさんが講師として初参加。いつものように言葉がなかなか出てきませんでした。

 場面はちがいますが、セノーさんはこんな感じでストップしてしまい、何か言おうとするのですが、言葉がなかなか出てきません。

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 郵便局のお姉さんたちのように、セノーさんのことをよく知っている人はじっと待ってくれます。でも人権研修会に参加した人はセノーさんのことはほとんど知りません。あれ、どうしちゃったんだろうって思いながら、それでもみんなじっと待っててくれました。

 そして感想の中にあった

《 言葉が出てくるのを待つ時間のおだやかさに、今の社会が忘れているものを感じました。》

 の言葉は、その時間を実にうまく表現していると思いました。いい時間を体験したんだと思います。

 彼らがおしゃべりした30分は、とにもかくにも彼らとおつきあいした時間です。その時間は、私が一人でべらべらしゃべる時間よりもはるかに輝いていた気がします。

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・ぷかぷかさんメンバーの話を直接きくことができて良かったです。言葉が出てくるのを待つ時間のおだやかさに、今の社会が忘れているものを感じました。接した方が得という言葉が心に残りました。

 

・ぷかぷかの皆さん、明るくて、楽しくさせてくれます。これから先、20年、30年、長く続くとよいですね。

 

・いつもパンを売りに来ているぷかぷかさんのプロフィールが分かってよかったです。皆さんとてもかわいらしい方達でした。

  

・私の地元では、バスや地下鉄にダウン症の方がよく見られ、機嫌がよくないときはかさをふりまわしていたり、こわいと思うこともありましたが、ご家族と楽しそうに話をしている様子や、道に落ちてしまった手袋をすぐにひろってくれたりと、やさしい部分にふれることもありました。今日、彼らが機嫌の悪いときは何かを制限されたときなどなんだな、と気付きました。でもそれは私や私の周りの人たちも同じことで、障がい者さんだけでなく、周りの人たちの自由もかんたんにうばってはいけないと感じました。

 

・温かい気持ちになりました。私も豊かな気持ちになりたいです。これからもぷかぷかさんの活動を応援しています。日本中に広がっていくといいですね!今日はありがとうございました。

 

・いま、自分達が関わっている子ども達が大人になった時、ぷかぷかさん達のようにいきいいと暮らせる日がくるのだろうか、と不安になりながらも明るい未来が期待出来ますようにと願っています。

 

・ぷかぷかの皆さんやスタッフさん、皆さん、のびのびと笑顔あふれるあの空間はとてもステキでした。こういう環境があたり前の様にある世の中になれたらいいのにと思います。

 

・実際の「ぷかぷか」の利用者「ぷかぷかさん」達とふれ合いの時間が今日はあり、30分という短い時間ではあったのですが、知れば知る程、可愛らしく魅力にあふれ、個性のある方々である事がわかり、心がとてもなごみ、暖かい気持ちになる事が出来ました。障害のあるというとらえ方ではなく強い個性、むしろ健常者と呼ばれている私達よりも素直な物をたくさん持っている人達だと感じました。保育という仕事で、そういった子ども達とも関わりをもつ機会もあり、本当にその子ども達がぷかぷかさん達と同じように生き生きと幸せに過ごせていける手伝いもしてゆけるように、考えてゆけたら良いと思いました。とても良い時間、ありがとうございました。

 

・ぷかぷかベーカリーのことは、朝日新聞の記事で見ていましたが、映画の中でより詳しくわかった。ぜひ、ぷかぷかベーカリー、お昼ごはんを食べたいと思った。ありのままに生きることの大切さを感じた。福祉施設にいたころの空気を思い出した。保育はやっぱり忙しすぎるな、、、もっとゆったりしないといけないです。生き方を考えさせられる研修でした。

 

・日々の職場の子どもたちの接し方にも共通点を感じ、大切にしなければいけない事を改めて考える機会となりました。このような社会が世界中に広がる事を願います。

 

・ぷかぷかさんたちは、得意なこと好きなことをしてたくさんの人に認められているから、あんなにキラキラして、楽しそうにしているのですね。今日の研修でとてもよくわかりました。出会った子どもたちがみんなぷかぷかさんの様に幸せな人生を送れるといいなあと心から思いました。「支援」じゃなくて「一緒に生きていく」ですね。世の中がそうなっていくように、自分もこれから何ができるか?考えるきっかけになりました。ありがとうございました。

 

・楽しそうに過ごしているぷかぷかさん、又、障がいのある方々が嫌な思いをせずに気持ちよく生活していける社会であってほしい。そして私も関わっていけると良いと思った。

 

・そこにいるだけで人の心を耕している、という言葉が印象的でした。“つきあった方が得”という言葉にこめられた意味がよく伝わりました。

 

・実際にぷかぷかさんの言葉を聞くことが出来たり、高崎さんの関わり方を見て、心がなごみました。楽しく研修に参加させていただくことが出来ました。

 

・この度のワークショップでぷかぷかさんとのふれ合いの時間を持てて、幸せな気持ちになれました。ぷかぷかさんの個性は地域にもっとアピールして欲しいと思いました。機会を作って家族でぷかぷかさんとふれ合いたいと素直に思えました。本当にありがとうございました。私もすでにファンです!

 

・人権研修ではありましたが、あたり前のことをあたり前と思うことを再認識させられた時間でした。かた苦しく考えずに障害あるなし関係なく人との出会いを大切にしていきたいと思いました。業務に生かしていけることがあると思います。

 

・講師のみなさんの魅力的なキャラクターにほっこりしました。映画の中に出てくる皆さんの楽しそうに働く姿も印象的でのびのびとした雰囲気や環境を作られているスタッフの方たちの紹介もしていただけたら良かったなと思いました。また、ぷかぷかしんぶんの“ヨッシーかるた”が大好きです。

 

・4人のぷかぷかさんがとても可愛くてファンになりました。高崎さんのお話し、接し方などとても暖かくて、優しい気持ちになりました。ぷかぷかで働いている方が皆とても楽しそうで、行きたくなりましたし、お話ししたいと思いました。この研修で自分の障害のある人の見方が変わる良い機会になりました。ありがとうございました。

 

・メンバーの方のインタビュー、映画があり、等身大の彼らと対話でき、よかったです。明るく和やかな雰囲気が伝わりました。ぷかぷかの高崎さんの説明からも優しさが伝わりました。この実態が他の人にも伝わり、障害をもつ人も皆とおなじように暮らしやすい社会になればいいな、と思いました。

 

・ぷかぷかの方々に接することで、自身の心を豊かにすることができる。そんな気持ちに気づかせてくれる研修でした。ありがとうございました。

 

・食事を買いに来たり、トイレで偶然あったり、電車で見かけたりと、会う機会は多かったけれども、少しの時間の積み重ねで、「あ、ぷかぷかの人だ」と思えたり、ちょっとした愛情を持ってその姿を追いかけているなと気付きました。知らないとそれは出来ないことだなあ、そして障がいの有無に関わらず、知って楽しい時間を共有することが大切です。

 

・「障がい者はなんとなく怖い」相手のことを知ることで解消できると思った。顔を知っているぷかぷかさんのことを更に知ることができ、親しみが湧いた。先入観を持たずありのままを受け入れることが大切と思った。高崎さんのぷかぷかさんに対する愛情を感じた。

 

・ぷかぷかの人達の楽しく明るい雰囲気、障害があっても個性として生き生きと働ける場所があり、こちらまでほっこりしました。みんなちがっていい!こちらまで勇気をいただきました。正直にありのままに生きていく姿に感動しました。

 

・緑区にこのような場があるとは正直驚きました。緑区職員であることに誇りを持てます。横浜市職員の必須講義として全市に広めるべきだと思います。勿論、パンを買いに伺います。

 

・いつもパンを楽しく買っていたので、映画でぷかぷかのひみつが分かり満足でした。

 

・参加している皆さん(区職員等)が暖かい気持ちになっている様子が感じられて、こんな研修は今までなかったなあ~、と思います。障害のある方との距離感が縮まったのではないかと思います。

 

・楽しい研修でした。ぷかぷかのパン、お弁当、おかず、大変おいしくいただいております。料理を教えてもらいたいと思って、お聞きしたこともあります。家が近かったらぷかぷかのお店に行きたいと思っています。

 

・映画を見て、もっともっと多くの方にみていただきたいと思いました。ぷかぷかさん達には全く嘘がなくて、社交辞令や建前がなくて、このような社会で生きている私たちにとって大切なものを沢山持っていると思います。「地域を耕す」名言です。ステキな言葉だと思います。

 

・ぷかぷかのメンバーが前でお話してくれた時、障害というより個性だなと思ったが、ビデオにそのようなテロップが出て同じ感性をうれしく思いました。

 

・ぷかぷかさんについては販売に来てくださった時にしかお話する機会がなかったので、今回みなさんのことが知れて嬉しかったです。自然と笑顔になっていたし、みなさんの世界に引きこまれ、暖かい気持ちになりました。ありがとうございます。高崎さんが“支援”という言葉は使わず、“一緒にいることが得だ”というお考え、とても素敵だなと思ったし、今日の講義を通してすごく納得しました。また高崎さん、ぷかぷかさんとゆっくりお話する機会があるといいなあ。

 

・当事者と関われる研修は良いと思います。色々話を聞けたり、状況を目にして有意義でした。グループ討議等については、研修をする必要があるのか、いつも疑問です。人権研修を必要としない社会(職場)が当たり前になることが理想です。教育が必要だと思います。

 

・電車の中など、外で普通の行動(まわりの人と同じような行動)をしない人に会うと、自然と「見たらダメだ」、「目を合わせるな」というふうに過ごしていました。そのように過ごしていた自分がいかに先入観を持って人を見下していたのかと実感する研修でした。

 

・実際のぷかぷかさんと対面した後、映画をみせて頂き、1人1人の魅力をとても感じました。実際に関わっている人は「障がい者」という枠組みでは見ていないのに街中で見かける人に対してはそういった枠組みで見ていることにも気付きました。全ての人に“個々の生活、魅力、個性”があることを感じ、1人1人を知ることの大切さ、関わることの楽しさや嬉しさがもっと広がれば良いなと思います。貴重なお話、お時間をありがとうございました。

 

・様々な規範の中で生活している自分であることに改めて気付かされました。心を豊かにすることの大切さを感じました。ありのままの自分でいられることのむずかしい、このごろです。もっとぷかぷかさんたちから耕されたく思いました。

 

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 短い時間でしたが、ぷかぷかさんといい出会いができたと思います。こういう場をあちこちで作ること、それが相模原障害者殺傷事件を超えることだと思います。優生思想云々のこむつかしい話なんかしなくても、事件は超えられるのです。

 

★こんな人権研修会の《出前》に行きます。ご希望の方は電話、もしくはメール下さい。045-453-8511 NPO法人ぷかぷか事務所 高崎

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