ぷかぷか日記

ぷかぷか理事長タカサキによる元気日記

ぷかぷか日記は以下に移転しました。
ぷかぷか日記 – NPO法人ぷかぷか

「悪くない」どころか、その先を行ってる気がしました。

 海君は重度の脳性麻痺の青年です。自分ではほとんど何もできない方ですが、お母さんは

 「不自由な体でも、どうせ出来ない、どうせやらせてもらえない、と諦めることなく、いつも期待いっぱいワクワクして目を輝かせる海くん。楽しませてあげたいです」という思いで海君といっしょにいろんなことに挑戦しています。

 1週間に1,2回アップされるFacebookには、いつも海君の動画が入っています。いっしょにケーキのトッピングをしたり、イチゴのスムージー作りでイチゴをコップに入れたり、ナイフでケーキを切ったり、今日は自作の自助具を使う動画でした。

 そのたびに海君、素敵な笑顔になって、いつも癒やされています。

 

 下の写真は散歩に出かけたときの笑顔。

 日向ぼっこではつまらなさそうだったので「お散歩する?」に、この笑顔でした、とお母さん。

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二十歳の誕生日にはこの笑顔

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つい先日は入院騒ぎがありました。

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海くん、入院12日目、退院できました(^-^)㊗️

5/8 通所先から発熱や発作と酸素が必要な状況の連絡。手厚く見てくださり感謝です(^-^)

帰宅すると、在宅酸素を流し、サチュレーションモニターをつけ、熱を測ってる間には予め連絡していた訪問介護さんが到着してくださり、呼吸数など全身状態の観察をして、すぐ救急搬送が良いとの判断を仰いでくださりました(^-^)

救急車がつく頃に帰宅した中2三男に
「今から入院するね」
程度しか話せず、高3次男には会えず、救急車へ()

その日、夜勤だった主人。
主人の実家へ入院の旨を伝えると、次男と三男の夕飯のおかずと翌日の学校の弁当のおかずを用意してくれ、入院中、何度もたくさんの手作りおかずを運んでくれました(^-^)

実家の母は、子供達が学校に行っている間に、掃除、洗濯、ゴミ捨てと、自宅のフォローをしてくれ、病院にも面会に来てくれました(^-^)
両親は結婚50年の金婚式の旅行を計画しており、入院中に母の日のお祝いも満足にできず、心配させたまま旅行へ行かせてしまいました(๑˃̵ᴗ˂̵)💦

主人は仕事が日勤夜勤のある三交代の上、新幹線通勤。不規則な生活の中、家事に仕事に、帰りに病院へ寄ってくれたり感謝ばかり
おかげで、海くんのそばを離れず12日間の付き添い入院できました(^-^)

子供達も、お弁当のおかずを詰めたり、お手伝いに自己管理、元気に待っていてくれ、海くんが自宅に着くと大量の荷物を運び、車椅子から抱き抱え降ろし頭を撫でてくれました

みんなのおかげで今の小さくても暖かく、幸せが感じられ、障害のある海くんの子育てが苦もなく楽しいばかりです(^-^)

これからも海くんの笑顔が真ん中にありますように(^-^)

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 素晴らしい家族ですね。こういう幸せな家族の中心に海君がいる、というのが素晴らしいと思います。やっぱり海君のおかげでこういう優しさに溢れる幸せな家族ができたのですね。
 重い障がいのある人が社会にいることの意味をあらためて思いました。
 「障害者は不幸しか生まない」のではなく、こんな幸せを生む存在なんだということをたくさんの人と共有したいです。
 
 出生前診断で陽性反応が出て、障害児が生まれたら困ると思っている人たちにはぜひ見て欲しいです。
 先日 「#障がいのある人のいる暮らしも悪くないよ」の提案をしましたが、海君の一家は「悪くない」どころか、そのはるか先を行ってる気がしました。

 

 海君のお母さんのFacebookです。

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