ぷかぷか日記

ぷかぷか理事長タカサキによる元気日記

ぷかぷか日記は以下に移転しました。
ぷかぷか日記 – NPO法人ぷかぷか

2019-01-01から1年間の記事一覧

人権研修会

青葉区役所から今年も人権研修会を依頼されました。昨年はすごろくワークショップをやりました。 www.pukapuka.or.jp すごくいい感じでおもしろかったのですが、同じのをやるのもおもしろくないので、今年はぷかぷかさんといっしょに簡単な演劇ワークショッ…

自分らしく、自分の人生を堂々と生きませんか

「社会に合わせなくても、やっていけるよ」をテーマにしたセミナーをあちこちでやる予定です。 こんなセミナーです。 以前ダウン症の子どものお母さんたちが10人ほど見学に来られたことがあって、その時に、ツジさんが気づいた「見当違いの努力」の話をした…

『街角のパフォーマンス』オンデマンドで印刷しました。

養護学校の教員をやっていた頃書いた『街角のパフォーマンス』をオンデマンドで100部限定で印刷しました。1988年に発行したものですが、中身は全く古くありません。というか、障がいのある子どもたちとこんなにおもしろい場をいろいろつくってきたことは、時…

神奈川県に質問状

津久井やまゆり園の無責任さについて、 神奈川県はどう思うのか、質問状を書きました。県のホームページの「私の提案」から質問を送ります。以下、その内容。 津久井やまゆり園障害者殺傷事件に関する質問です。 津久井やまゆり園は事件後、1年たってからホ…

世の中捨てたもんじゃない、と思うこともいろいろあって

昨日書いたぷかぷか日記に、こんな感想が上がってきました。 ●●● 《「名前のない柱」は、津久井やまゆり園が、強いては社会そのものが、重度障害の人たちの人生にどう向き合っているのかを象徴しているように思います。》 本当にそうですね。この社会のあり…

名前のない柱

京都アニメーションの放火事件の実名報道を巡って、いろいろ議論が起こっているようです。 news.merumo.ne.jp 実名報道されたその日のテレビで、たまたま犠牲になった石田敦志さんのお父さんがたくさんのマイクの前で自分の思いを語っていました。たくさんの…

こんな風にうちの町もなっていくといいのになぁ~

昨日ぷかぷかにはじめてきた人がこんな書き込みをしていました。 ●●● 本日初めてぷかぷかさんに伺いました思った通りの穏やかで明るい場所でしたこんな風にうちの町もなっていくといいのになぁ~ ●●● うちの町もぷかぷかみたいな雰囲気になるといいなぁ、と…

「いたほうがいい、と思ったことは一度もありませんでした。」でも「今、少しづつですが私の中に変化が起きています。」

先週、「ぷかぷかいい男、いい女写真」の写真を撮りに来た休日フォトグラファー兼偏向素人劇作家の濱隆之介さんが『ぷかぷかな物語』の感想を書いてくれました。 ●●● 私の中でまだ消化しきれていないのでうまく書けるか分からないのですがまず間違いなく言え…

「みんなで引き受けるよ」という社会があれば

誰かが困っていれば、助けてあげるのが人間の社会です。そこが人間の社会のいいところだと思います。困っている人がいても助けないのは、人間の社会としてはまだ未熟、と言っていいと思います。 障がいのある人が子どもを持てば、いろいろ困りごとが出てきま…

社会が気づいていない価値を見つけ出し、見える形に編集し直した

土曜日の朝日新聞「be」に建物、町、人を再生する建築家の話が載っていて、とても興味深く読みました。こんなことが書かれていました。 「僕らの役割は、埋もれている地域の日常の中から、その地域の人々が気づいていない価値を見つけ出し、見える形に編集し…

社会に合わせなくても、やっていけるよ

「社会に合わせなくても、やっていけるよ」をテーマにセミナーをやろうかなと思っています。 ぷかぷかは開店当初、接客の講習会をやったとき、接客マニュアル通りにやるぷかぷかさんが気色悪くて、接客マニュアルはやめました。接客マニュアルに合わせる、と…

ぷかぷかいい男、いい女写真展

「ぷかぷかいい男、いい女写真展をやります。自分でいい男、いい女だと思う人は写真撮りますから来て下さい」と呼びかけたら、ばらばらっと何人かの方が出てきて、写真撮りました。 で、撮れた写真がこれ チャッチャッと撮った割には、なかなかいい写真です…

ワークショップ一回目からこんなに楽しくて、これからどーなっちゃうんでしょうか!

8月17日(土)第六期演劇ワークショップが始まりました。今回は地域の人たちの参加が多く、ぷかぷかさんを入れて全部で40人ほど。リハーサル室がいっぱいの感じでした。 参加希望者が多いのは、ワークショップの魅力が伝わっていることで、とてもうれしいので…

「理解する」ことと、「差別や偏見が解消される」こととは、あまり結びついていない気がします。

「共同通信が全国の障害者を対象にアンケートを実施したところ、「大会が障害の理解につながる」との回答が62%に上った。選手の活躍や大会の盛り上がりによって障害への関心が高まり、差別や偏見が解消されるとの期待が大きい。」 とありましたが、ちょっ…

第6期演劇ワークショップが始まります。

8月17日(土)から第6期演劇ワークショップが始まります。取り扱う題材は宮澤賢治の『ドングリと山猫』です。 山猫からこんなはがきが来るところから物語は始まります。 もう字を見ただけで楽しくなるようなこんなはがき、どんな物語を引き起こすのでしょう。…

悲しめる方が、人生トクしたと思うから

障がいのある人たちとおつきあいし、その人たちと出会う、という経験がなければ、障がいのある子どもを持つことは、ただただ大変なことにしか見えません。 だから 「事件があったことは悲しいけど、でもよかったんじゃない?」(NHK「19のいのち」のサイトに…

いろんな人と出会える場があれば

養護学校の教員になって3年目頃(今から40年ほど前です)、「電車の中で障がいのある生徒が赤ちゃんの髪の毛を引っ張り、とても怖い思いをした」という投書が新聞に載り、それを巡っていろんな話をしました。 「静かにするのよ、と毎日いって通学するより仕…

全然、不幸なんかじゃなかったのです。娘が私のもとにうまれてくれて本当に幸せでした。

人には番号ではなく、名前があります。名前があるから、その人を思い浮かべることができます。逆に、名前がなければ、その人を思い浮かべることができません。 津久井やまゆり園障害者殺傷事件では、殺された19名の方の名前が匿名で報道され、誰が亡くなった…

彼らに任せた方が、社会はうまく回る

つるみに「ぷかぷか」を作っちゃおう、 のFacebook。初めてぷかぷかに来たときの印象をこんなふうに書いています。 初めてぷかぷかにお邪魔したときはそれまで見た福祉事業所と大違いでびっくりしました。そこで働く人たちがみんなが生き生きと働き、やたら…

どういう表現になるかは、ぷかぷかさんに任すことにした

つるみに「ぷかぷか」を作っちゃおう、の浅川さん、先日の上映会で自分のやろうとしているものの形が見えてきたそうです。 演劇ワークショップの記録映画の中で、芝居作りがうまくいかなくで、進行役サイドで、あーでもないこーでもない、と話し合ってるとこ…

つるみに「ぷかぷか」を作っちゃおう!

つるみに「ぷかぷか」を作っちゃおう!という人たちが現れました。障がいのある人だけでなく、誰にとっても居心地のいい場所「ぷかぷか」を、つるみに作っちゃおう、というわけです。 生きづらさを抱えている人が多いのだと思います。自分らしく生きたい、と…

テラちゃんから突然プレゼントをもらってしまって、すごくキュンとしました。

メッセンジャーで、上映会の感想が来ました。 ●● わたし、テラちゃんから突然プレゼントをもらってしまって、すごくキュンとしました。 そういう、ぷかぷかさんたちにときめくポイントがたくさんある会だったと思います。 ツジさんが突然歌ったりとか(笑)…

この町にぷかぷかのパン屋があることが、この町の価値を何倍にも上げています。

先ほど上映会の感想をアップしましたが、その中にほかの感想とは全く違うものがありました。 4年前に霧ヶ丘に引っ越してきました。毎朝、ぷかぷかのパンを食べています。娘は保育園でもぷかぷかのパンを食べています。この町にぷかぷかのパン屋があることが…

さわがしくて、にぎやかな社会を、みんなで楽しんでいけたら

8月3日の上映会に来た人たちの感想です。ぷかぷかさんたちの映画がこれだけの言葉を引き出したこと、そのことがすごいなと思います。 ・「耕す」これまでどれくらい自分が価値観を変える場面をもらってきたか、あらためてこれまでの出会いに感謝したい気持ちに…

生産性ではなく、彼らがいること、そのことがすばらしい、と映画は伝えてくれたと思います。

岩坂さんがFacebookに 「高崎さんの提案はいたってシンプル。共生社会を難しく議論せず日々の実践で。」 と書かれていましたが、昨日の上映会は、まさにそのことの映像による報告会でした。 相模原障害者殺傷事件の「障害者はいない方がいい」「障害者は不幸…

一緒に生きると希望が持てる未来を作り出せるんだよ、っていう映画やります。

ぷかぷかの活動は、ひとことで言うと、ぷかぷかさんと一緒に新しい未来を作っているのだと思います。希望の持てる未来です。 あれができないこれができない、社会のお荷物、生産性が悪い、といったマイナスイメージの多い障がいのある人たちですが、ぷかぷか…

社会はね、やっぱり障がいのある人たちがいることで豊かになっていくのだと思います。

毎日新聞今日の夕刊の記事です。 コンパクトな、とてもいい記事ですね。重度障害の人が議員になることで、国会がどう変わるのか、特に人がどう変わるのか、みなさん注目しましょう。 社会はね、やっぱり障がいのある人たちがいることで豊かになっていくのだ…

重度障害の子どもたちとの出会いから生まれた言葉が、彼らを排除する社会を変える

ぷかぷかの理念の中心にある 「障がいのある人たちとは一緒に生きていった方がいいよ」「その方がトク!」 という言葉は、養護学校の教員になって最初に受け持った重度障害の子どもたちとの出会いから生まれました。 あれができないこれができない、とできな…

本気で一緒に生きようとすれば、こうやって、みんなが輝く

第5期演劇ワークショップ『ほら熊学校を卒業した三人ーぷかぷか版』の記録映画が完成し、今日ぷかぷかで試写会をやりました。 演劇ワークショップは、ぷかぷかの理念、 「障がいのある人たちとは一緒に生きていった方がいいよ」「その方がトク!」 を、参加…

重度障害者は、人の幸せを奪い、不幸をばらまく存在?

相模原障害者殺傷事件の犯人は 「意思疎通のできない重度障害者は人の幸せを奪い、不幸をばらまく存在。」 といいました。重度障害者は、本当にそうなのか。人の幸せを奪い、不幸をばらまく存在でしかないのか。 私が養護学校教員になって、最初に受け持った…