ぷかぷか日記

ぷかぷか理事長タカサキによる元気日記

ぷかぷか日記は以下に移転しました。
ぷかぷか日記 – NPO法人ぷかぷか

困ってしまった人はラッキー!と思いましょう。

 このサイトを紹介したところ、www.turtlewiz.jp

 シェアした人がこんなことを書いていました。

●●●

今朝、通勤中に父から電話があって
「Rがいなくなった!」。
Rとは私の甥っ子の言葉を話さない自閉BOYのことだ。
さぁ、言語での意思疎通が難しいRが住宅街をひとりで歩いているのを見かけたら、近所の人はどう対応するだろう?商店街の人は?車道出たらどう止めたらいい?(大声で制止するのはアウトだし)
…いろいろ頭をかけめぐる。そして自分自身、あの子とふたりっきりになったことがないことにも気付く。自閉くんとの言語以外のコミュニケーション、考えて見たらぜんぜん分かってないじゃん>わたしorz。
 
やや焦りつつ、乗り換え駅で母(Rの近所に向かっていた)に連絡してみたら、Rは無事見つかっていた。あーよかった。
 
小学校で日本語と英語を学ぶように、非言語で意志を伝え合う方法、みんなで身につけられたら…なんて考えた。TDLってこういうスキルないのかなあ。

●●●

 で、こういう書き込みをしました。

 

あまりむつかしく考えず、普通に話しかければ、そのうち通じますよ。通じるまで少し時間はかかりますが…。そうやって時間をかけて仲良くなればいいのです。いずれにしても、言葉を話さない子どもが街をうろうろすることは、みんなにとって、とてもいいことだと思いますよ。遭遇した人は「ラッキー!」って思いましょう。

 

 これに対し

 

ありがとうございますー。聞いてるのか聞いてないのか分からないけど、いつも楽しそうにしているので、ま、いっか🎶っていう感じになりますw

 

 と、きたので

 

そう、「ま、いっか🎶っていう感じ」がいいんですよ。

●●●

 言葉を話さない人と、あまりおつきあいがなければ、やっぱり心配で、最初の書き込みのようになるのだと思います。でも、ちょっと考え方を変えれば、

「オー、これは街が耕されるビッグチャンス!」

となります。

 言葉を話さない人が街を歩けば、行く先々で、多分いろんな問題が起こります。問題が起こった数だけ、いろんな人がその人と出会います。

「え〜!、この人、気持ちが全然わからない」

 という出会いです。これは社会にはそういう人がいるんだ、という発見。そういう発見をする人が、問題の数だけ現れます。それだけ、街が豊かになった、ということ。

 言葉がなくても、いろいろ話しかけているうちに、なんとなく通じるものです。そこが人間のいいところです。

「そうか、この人はこんなこと考えてるんだ」

とわかったときはうれしいものです。うれしい出会いです。

 こういう人とたまたま遭遇し、困ってしまった人はラッキー!と思いましょう。困ることで、心が耕されるわけですから。これは、どう考えてもトク!です。

 

 障害者雇用も、障がいのある人を雇用することで、会社はいろいろ困る方がいいのです。困ることで会社は磨かれます。ばりばり仕事のできる障害者を雇用すれば、なんのトラブルもない代わり、会社は磨かれません。進化がないのです。せっかく障がいのある人を雇用したのに、もったいない話です。 

 

 

 

 

やまかしい! (第6期演劇ワークショップ3回目)

 第6期演劇ワークショップ第3回目。

このお兄さん「くとうちんいち」さんだそうです。

f:id:pukapuka-pan:20191107181632j:plain

 こういうところがなんとも楽しいです。

 

 キノコの馬車をシェイプで作りました。

f:id:pukapuka-pan:20191107182502j:plain

 

ドングリの帽子を入れてきた段ボール箱が、狭いお風呂に?

f:id:pukapuka-pan:20191107182656j:plain


 『ドングリと山猫』のいちばんのクライマックスは、なんといってもドングリたちが「頭のとがったのがいちばんえらい!」「大きいのがいちばん!」とわいわいと言い合いして収拾がつかなくなり、山猫が

 「やかましい!」
 と怒鳴るところ。この「やかましい!」という怒鳴り声を引き出す言い合いの場面をどうやって作るかが、むつかしいところでした。

 

 それぞれドングリの帽子をかぶり、

f:id:pukapuka-pan:20191110005323j:plain

f:id:pukapuka-pan:20191110005334j:plain

f:id:pukapuka-pan:20191110005337j:plain


四つのグループに分かれて、まずそのグループの中で自分がいちばんえらいことをアピール。グループの中でいちばんを選び、それをグループで共有し、自分たちがいちばんえらい!とアピール。

f:id:pukapuka-pan:20191110005226j:plain

 

 前回も似たようなことやったのですが、ドングリの帽子をかぶってやったので、アピールの声が前回よりずっとうるさかったです。

f:id:pukapuka-pan:20191110005446j:plain

f:id:pukapuka-pan:20191110005939j:plain

f:id:pukapuka-pan:20191110005512j:plain

 

そのうるささの中で山猫が

「やかましい!」

と叫びます。

f:id:pukapuka-pan:20191110004947j:plain

 

 舞台監督のなるさんが叫びます。

www.youtube.com

 

 というわけで、こんな感じで

「やかましい!」

を叫ぶことにしました。

 

f:id:pukapuka-pan:20191110005736j:plain

f:id:pukapuka-pan:20191110005750j:plain

f:id:pukapuka-pan:20191110010300j:plain



 

人権啓発講演会

12月7日(土)の午後、愛川町文化会館で人権についてお話しします。

 

f:id:pukapuka-pan:20191109172942j:plain

                       (★チラシ作成はぷかぷかです)

 

「障がいのある人たちとはいっしょに生きていった方がいいよ」というお話ですが、私が一方的に話してもおもしろくないので、みなさんと対話しながら話を進められたら、と思っています。

 「自分の家のすぐ隣に、障がいのある人たちのグループホーム建設計画が持ち上がったらどうしますか?」

という問いから始めます。

 この問いから始まって、みなさんと対話しながら「障がいのある人たちとはいっしょに生きていった方がいいね」ってみんなが思えるような講演会にしたいと思っています。

 

 人権啓発講演会に来る人たちですから、グループホーム建設に真っ正面から「反対!」という人はいないと思います。といって「賛成!」という人もいないと思います。多分、「反対ではないけれど、なんとなく不安」と思う人がほとんどなのではないかと思いいます。

 どうして不安なのか、自分の思いを語ってもらい、何が問題なのかをみんなで考えていきます。

 多分、「障がいのある人たちのこと、よく知らないことが不安を生む」といったことが出てきます。

 どうして知らないのか。それはおつきあいの機会がないからです。

 どうしてその機会がないのか。それは子どもの頃から、障がいのある子どもたちは「個別支援学校」「個別支援級」にふり分けられているからです。

 障がいのある子どもたちと日常的におつきあいしないなんて「もったいない」と思っています。

 

 どうして「もったいないのか」

 そこをみんなで考えていきます。それは障がいのある子どもとおつきあいする意味を考えることになります。

 ぷかぷかには「ぷかぷかさんが好き!」というファンがたくさんいます。

 どうして「障がいのある人たちが好き!」というファンが現れたのか。

 その理由を考えてみます。障がいのある人たちの、どこがそんなに好きなのか。

 障がいのある人たちは、私たちに何をもたらしたのか。

 ぷかぷかさんが作った作品や、演劇ワークショップで創り出したものを紹介しながら、それを伝えていきます。

 

 ぷかぷかさんが生み出す価値を1,スタッフが生み出す価値を1としたとき、

 ぷかぷかでは1+1=5になり、支援という関係の中では1+1=1になります。

 なぜか、をみんなで考えます。

 いっしょに生きることは、新しい価値を一緒に生み出すことです。「5」の数値にはそんな思いを込めています。

 

 「障害者はあかん」「生産性が低い」等とマイナス評価の文化は障害のある人たちを排除します。

 ぷかぷかが生み出したものは、障がいのある人たちをプラスに評価する文化です。いっしょに生きていった方がいい、と思える文化です。

 その具体例をいろいろ紹介します。

 そうして最後には

「やっぱりいっしょに生きていった方がいいね」「その方がトク!」

ってみんなが思えるような人権啓発講演会にできれば、と思っています。

 対話しながら進めていくので、その通りに進んでいくかどうか、よくわからないのですが、ま、ここが腕の見せ所。なんとか

「やっぱりトク!」

って、みんなに思ってもらえたら、と思っています。

 

 いっしょに生きていった方がいいね、って思えるこの舞台は、ぷかぷかさんたちといっしょに作り出した新しい文化です。障がいのある人たちをプラスに評価する文化、社会から排除しない文化です。

f:id:pukapuka-pan:20191109204905j:plain

 

 ああ、こんな感じなら自分の街でもやってほしい!って思った方は、ぜひお問い合わせください。

 ぷかぷかお問い合わせ窓口 info@pukapuka.or.jp

 

ぷかぷかさんの明るいパワーに圧倒されました。

 11月4日、ぷかぷか作り隊のイベントがありました。

f:id:pukapuka-pan:20191107004310j:plain

 50人ほど入る会場が、ほぼ満席でした。つるみにぷかぷかみたいな居心地のいい場所をつくろう、という呼びかけに、こんなにも関心を寄せる人たちがいたことがうれしかったですね。何かやりたいことがあるときは、とにかくその一歩を具体的に踏み出すことが大事ですね。そうすれば、こんなにも共感する人が現れるのですから。これから先の展開が楽しみです。

 

 『Secret of Pukapuka』の上映のあと、ぷかぷか三人組の忍者ダンス。これはすごくよかったですね。一気にあたたかい雰囲気にしてくれました。ぷかぷかさんたちのチカラですね。

f:id:pukapuka-pan:20191107004127j:plain

 ぷかぷかで打ち合わせ中に、ボルトさんが高崎さんに突然「僕の忍者ダンス見てもらえますか?」と踊ってくれたダンスがあまりに素敵だったので、つい出演依頼をしてしまったのが始まりでした。
ボルトさん、実は最初あまり乗り気じゃないのかなぁっていう反応だったんです。「あー三連休はちょっと…」なんて言いながら。でもスマホのカレンダーに予定をちゃんと入れてくれて😆
そしたら相棒の大ちゃんやふたみんと人数が増え、今日のメインイベントになってしまったくらい楽しいダンスを披露してくれました。しかもリハなし一発勝負‼️
最後のボルトさんのコメントなんて、素晴らしすぎて、私の話なんて足元にも及ばなかった😭
ほっこりしたり、爆笑したり鶴見公会堂がぷかぷかになった一日でした。

ちょっと裏話。
出待ちの待機中、緊張しながらも3人で励まし合っていたそうです。3人の友情にも感激です。
忍者のみなさん、今日はありがとうございました。  (浅川)

 

ボルトさんのカッコいいあいさつ

f:id:pukapuka-pan:20191107004928j:plain

 

参加した方の感想。

○ぷかぷかさんがそれぞれのまなざしの純粋さを今日身近にふれあえて感じました。そしてそれぞれの声、ことばから発せられるパワー、明るいパワーに圧倒されました。もっと彼らと触れ合いたいと強く思った。それが社会を明朗にやさしくしてくれると思う。今、私の心は喜び、幸せ感でドキドキしていま〜す。ありがとう‼︎

 

○2年前に港北公会堂でぷかぷかの上映会の実行委員の一人です。ぷかぷかさんといっしょに生きた方がトク が、ジワジワと伝染してらゆたかな街があちこちにつくられていったらうれしいですね。

 

○自宅を小さいですがコミュニティスペースにしています。もし、必要な時があればお使いください。

コミュニティ&シェアスペースKOTOBUKI(潮田町)

 

○11/16 障害のある人・ない人ごちゃまぜ交流会「いい加減な呑み会」開催します。

 

○Lemonを歌ってくれたことに感謝

 

○画面がもう少し上だったらうれしいです。

……考えつづけてみます……

 

○身近な方にPRして活動が広がりますよう。

f:id:pukapuka-pan:20191107010023j:plain

 

○今度ぷかぷかにランチを食べに行きます。今日はありがとうございました。

 

○全国に必要ですよね。1月たくさんの方に知ってもらえますように‼︎

 

○型にはまらない面白さを日々感じてすごしていけたらと思います。

 

○こういったぷかぷかに関心がある方たちが集まれる繋がれる場を作って頂けると楽しいと思います。協力できることはしていきたいです。

 

◎当日お手伝いしてくれた山口さんの奥さんから

「昨日、主人は帰宅してからずーっと、会の話をしていました。

浅川さんが頑張ってきたこと

そらくんやたからくんが自分らしくすくすく育ってきたこと

「ぷかぷか」で働く人の話がとても魅力的だったこと

ワークショップでこんな話をした、こんな話が出た

「耕す」っていう言葉が胸に響いたこと

などなど、おじさん(もう66歳)なのに、目をキラキラさせて語ってくれました。

 

きっとすごく、ものすごく、心が動かされたのだと思います。

それは主人にとって、貴重な機会だし、これからの人生をより豊かにしていくような

出会いがいっぱいあったのでしょう。

 

浅川さんの、そらくん、たからくんの、ぷかぷかの皆さんのおかげだと感謝します。

本当にありがとうございました。」

f:id:pukapuka-pan:20191107010124j:plain

 

○お子さん3人連れて参加してくれたママさん

「お友達申請送らせて頂きました。昨日ぷかぷかに初めて参加しました。子連れ5才、2才、0才づれであまり参加は出来ませんでしたがとても楽しいひとときでした。」

 

◎蒼良の同級生のお母さん

「昨日はお疲れ様でした。

挨拶もせずに途中で帰ってしまいました。

トイレ休憩ではやとが帰るといい出し💦

また、いろいろ計画しているようで、楽しみです💕」

 

◎養護学校の先輩母

「温かい雰囲気いっぱいのイベント、すばらしいですね!

楽しかったです😊🎵

デイが4時までで途中退席失礼しました💦残念😢

 

またゆっくりぜひ!🥰」

 

◎職場の同僚

「素子先生 お疲れさまー。  イベントの成功おめでとうございます🎉

 

暖かい素敵な会でしたね🍀。

 

遅刻でごめんなさい。忍者のパフォーマンス見られず、残念でした。でも、遅刻がわかっていたので、you tube でぷかぷかの映画を昨晩、観てから参加しましたよ~😉。

 

ぷかぷかは社会に開かれたほんとに素敵なところですね~✴️。いつか、行ってみようと思いました。高崎さんの感性も信念も魅了的!

 

そらくんも、たからくんも愉しそうだったね~💕」

 

f:id:pukapuka-pan:20191107010244j:plain

 

◎ママ友

「暖かくってステキな時間だったね💓

急遽、友だちも行きたいということになりちょっとしか参加できなかったけれど行けて良かった✨

プカプカの見学ツアー?にもぜひ参加したいな😊

もっちゃん、今日は本当にお疲れ様。

どんどんイケメンになっていくそらくんとたからくんに会えて嬉しかった✨✨」

 

◎志村鈴代さん

お疲れ様でした。温かくて、楽しくていい会でしたね、

私にとっては、教員生活を始めた様々な思い出の詰まった鶴見で、ぷかぷか作り隊の動きを、若い現役世代の方々が始められていること、とても嬉しいです。

私達のグループホーム、オブラディオブラダは、諸岡町384-5.

104系統のバス停南谷戸のすぐそばですので、ぜひ遊びにいらしてください。地域で自立して暮らす方法の一つとしてご参考になるかとおもいます。私が入る日は、木曜土曜日曜です。

神奈川県から回答がきました。

 先日神奈川県に出した質問状について回答がありました。
pukapuka-pan.xsrv.jp

●●● 

このたびいただきました、津久井やまゆり園で起きた事件に関するご質問については、以下のとおりお答えします。

 

 1−1、1−2について

  事件発生後、県は津久井やまゆり園の設置管理者として、指定管理者である(福)かながわ共同会(以下「共同会」という。)に対して、危機管理の観点から是正すべき業務があ り、誠実に対応すべきとして改善勧告を行い、危機管理対策本部の設置、緊急時の報告連絡体制の再構築などを含んだ改善計画が提出され、県ではその進捗状況について改善を確 認しました。

  なお、運営法人による謝罪や、説明責任の有無については、法人として判断すべきものであると考えています。

 

 2−1、2−3、3−3について

  共同会の人材育成、人権教育及び現場の支援状況が被疑者に与えた影響については、今後の刑事裁判の行方を注視していきます。

 

 2−2、3−1、3−2について

  県は、定例的な情報交換に加え、指定管理施設のモニタリングや実地指導等を通じて、運営状況を把握しています。

  なお、個別の事案についてのお答えは差し控えさせていただきます。

 

  県は、共同会が運営する各指定管理施設につきまして、引き続きしっかりと指導していきます。

  このような事件が二度と繰り返されないよう、徹底した再発防止に取り組んでまいります。

 

  令和元年10月31日

 

  高崎 明 様

 

  神奈川県福祉子どもみらい局福祉部障害サービス課長  大澤 靖史

 

                        問合せ先

                         施設指導グループ 岩下

                         電話 045-210-4724(直通)

 

●●●

1−1、1−2について

 運営法人による謝罪や、説明責任の有無については、法人として判断すべきものであると考えています。」

 社会福祉法人の監督責任者としてどう思うのか、の質問だったのですが、これでは謝罪も説明も一切しない法人の判断をそのまま認めることになります。あらためてこの点については質問していきたいと思っています。

 

2−1、2−3、3−3について

 共同会の人材育成、人権教育及び現場の支援状況が被疑者に与えた影響については、今後の刑事裁判の行方を注視していきます。」

 神奈川県の検証が必要ではないか、という質問なのですが、自ら検証しようという気が全くないですね。これもあらためて質問したいと思います。

 

「2−2、3−1、3−2について

  県は、定例的な情報交換に加え、指定管理施設のモニタリングや実地指導等を通じて、運営状況を把握しています。

  なお、個別の事案についてのお答えは差し控えさせていただきます。」

 どうして個別の事案についての答えは差し控えるのか、あらためて質問します。

 

 

この回答を見た友人はこんなことを書いてきました。

《 謝罪や説明責任は、法人判断とのことですが、まず、指定をした県は、謝罪しているのでしょうか?

指定管理制度上、指定管理事業の最終責任は、県にあります

 

県は、何故危機管理の観点のみ是正の必要があるとしているのか?

指定事業者として平成26年度に共同会を選定していますが、その評価や共同会の事業計画書には、運営や人材育成について書いてありますので、そういった観点を踏まえての回答なのか?

実施指導等を通して、運営状況を確認しているとありますので、当然、運営の観点も含めての判断と考えられます》

 

このサイトにかながわ共同会の事業計画が載っています。すばらしく立派な事業計画です。どうしてこんな立派な事業計画の中で、あのような事件が起こったのか、この事業計画をもとに指定管理者として選定した神奈川県には検証する責任があります。

 

 次回は少し切り口を変えて質問しようと思っています。

 アドバイスなど寄せていただけるとうれしいです。

 takasaki@pukapuka.or.jpまでお願いします。

 

www.pref.kanagawa.jp

牛丼屋頑張っている君がいて君の頑張り時給以上だ

毎日新聞夕刊のコラム

f:id:pukapuka-pan:20191103170756j:plain

f:id:pukapuka-pan:20191103170819j:plain

 みーちゃんは仕事が楽しくなってきた頃、ケースワーカーさんに

「最近、仕事はどうですか?」

と聞かれ、

「以前はいつもうつむいていましたが、今はまっすぐ前を向いて生きています」

とぽろっと言いました。みーちゃんに言葉に、私の中にあった仕事のイメージがひっくり返った時のことを『ぷかぷかな物語』に書きました。

 就労支援の事業所は、ただ仕事を提供すればいい、というのではなく、その人の人生を支えるほどのものでなければならない、という気づきです。「まっすぐ前を向いて生きています」といえるほどの日々を作り出すような仕事を提供しないとだめなんだということに、みーちゃんのひとことで気がついたのです。

 ぷかぷかさんたちの日々の笑顔は、彼らの仕事が作り出しているのだと思います。

 

 それを毎日新聞の論説委員の方が、非正規雇用の若者たちの求めているものと結びつけて書いてくれたのです。

 

 《牛丼屋頑張っている君がいて君の頑張り時給以上だ》

 ぷかぷかは給料が安いです。その給料以上の笑顔をぷかぷかさんたちは作ってくれています。それに応える努力をせねば、と思った次第です。

 

 

共に生きるって楽しいこと、気持ちいいこと、心地いいことなんじゃないかって気づいたのではないかと思います。

  早稲田大学で「すごろくワークショップ」をやってきました。ぷかぷかさんたちと一緒に楽しいすごろくゲームをやる授業です。わずか30分程度の「すごろくワークショップ」でしたが、学生さんの雰囲気がどんどん変わっていって、ものすごくいい授業でした。授業の担当教員は、学生さんがこんなにも明るく自分のことを語ったのは初めて、とびっくりしていました。

 「すごろくワークショップ」のすぐあとに、前回の映画を見た体験も含めて「ぷかぷかさんに出会う前の自分、ぷかぷかさんに出会ってからの自分」をテーマにした詩を書くワークショップをしました。5行程度の短い詩を書き、その詩をグループの詩としてまとめていきます。

 それぞれの詩を書くときは、結構大変そうでしたが、個人の詩を一行ずつばらし、グループの詩としてまとめるあたりから場のテンションがぐんぐん上がってきて、それをみんなの前で発表するときはすごい盛り上がりでした。

 ただ感じたことを一人一人話すようなふり返りではなく、体験をお互い共有することと、体験をそれぞれの中で更に深める、ということを目的として詩のワークショップをやったのですが、思っていた以上の盛り上がりがあり、すごくよかったと思います。

 いずれにしても最初のきっかけを作ってくれたぷかぷかさんたちの存在のチカラに感謝!です。

 

 正面の建物の16階のすばらしく眺めのいい会議室でやりました。

f:id:pukapuka-pan:20191102170232j:plain

 

ぷかぷかさんの話を聞いているうちにだんだん笑顔に。

f:id:pukapuka-pan:20191102170506j:plain

f:id:pukapuka-pan:20191102170428j:plain

f:id:pukapuka-pan:20191102202353j:plain

f:id:pukapuka-pan:20191102202433j:plain

 

手を繋いでぐるぐる回る

f:id:pukapuka-pan:20191102202539j:plain

 

ぷかぷかさんと腕相撲

f:id:pukapuka-pan:20191102202140j:plain

f:id:pukapuka-pan:20191102202058j:plain

 

好きな歌を歌う

www.youtube.com

 

個人詩を書いて、グループの中で発表

f:id:pukapuka-pan:20191102170808j:plain

 

個人詩の言葉を切り離し、グループの詩にまとめる。この作業がすごく大変。でも、お互いの感じていることがわかり、だんだん盛り上がってくる。

f:id:pukapuka-pan:20191102171441j:plain

f:id:pukapuka-pan:20191102171451j:plain

f:id:pukapuka-pan:20191102171500j:plain

f:id:pukapuka-pan:20191102171446j:plain

 

グループの詩をみんなの前で朗読。誰かの前で詩を朗読する体験は、ほとんどの人はおそらくはじめて。

f:id:pukapuka-pan:20191102172104j:plain

f:id:pukapuka-pan:20191102172204j:plain

f:id:pukapuka-pan:20191102185624j:plain

www.youtube.com

f:id:pukapuka-pan:20191102201911j:plain

 

f:id:pukapuka-pan:20191102172112j:plain

f:id:pukapuka-pan:20191102190050j:plain

www.youtube.com

 

f:id:pukapuka-pan:20191102203015j:plain

f:id:pukapuka-pan:20191102203021j:plain

f:id:pukapuka-pan:20191102203043j:plain

f:id:pukapuka-pan:20191102203153j:plain

f:id:pukapuka-pan:20191102203234j:plain

f:id:pukapuka-pan:20191102203316j:plain

f:id:pukapuka-pan:20191102203552j:plain

f:id:pukapuka-pan:20191102203102j:plain

すごろくについて  こんなに早く友達になれるのだなと思った。名前も歳もお互いにわからない状態なのに、lineを交換しよといわれたり(結局しなかった)サンリオピューロランドのお誘いがあって驚いた。すごろくの質問とは全然違う答えを言ったりしていたけど、ルールに縛られない自由な様子に、これでいいのだと思えてよかった。意思疎通がうまくいかず、何度も聞き返してしまって、話が進まなかったり、伝えたいのであろうことが伝わってないことがあり、もっとお話しして慣れて、もっとぷかぷかさんの人たちのことを知りたかったなと思った。 ・詩について  5行の詩を切って新しくみんなで詩をつくろうという試みは初めてで、自分でつくるとなったときは皆戸惑ってなかなか書き出せずにいたけれど、それぞれ素敵な詩を作っていた。詩は緊張や不安があったが、出会ってすがすがしい気持ちになったというだいたい同じ感じだったけれど、表現の仕方は全く違って、一つの詩にまとめていく段階でそれぞれの詩的表現が混ぜ合わさって新しい美しい詩になっている様子がおもしろかった。

 

本日ぷかぷかさん達とのワークショップを行い、最初はどう接すればいいのだろうかという不安を抱えながら教室に向かったのですが、グループのぷかぷかさん2人は非常に気さくに話してくれたり、話や歌やダンスで場を盛り上げてくれたりとすぐに打ち解ける事が出来ました。また彼らの純粋さ、素直さに触れ自然体で話すことができ、笑顔になり、暖かい気持ちになりました。今まで障がいを持つ人に対して、どこか近寄りがたい気持ちを持ってしまっていましたが、実際に接してみるとなんてことなくコミュニケーションが取れてしまったので、それまでの自分が恥ずかしく思えてきました。僕達があの教室ですごろくゲームを通して作り上げることの出来たあの場の雰囲気から共生に近いものを感じ取ることができました。今回は限られた時間の中の交流でしたが、また機会があればもっと長い時間を共有できたらと思います。ありがとうございました。

  

(授業の担当者は)

ぷかぷかさんのおかげで、学生さんの、いい顔をみることができました。はじめは、学生さんたち、もの凄~く緊張していて、ちょっと心配しましたが、そんな心配ご無用でした。 ここまでの4回の授業で、学生さんは共に生きるってなんだろうってモヤモヤしていたなか、共に生きるって楽しいこと、気持ちいいこと、心地いいことなんじゃないかって気づいたのではないかと思います。 もともと、私は授業で話しやすい雰囲気をつくることを心がけてますし、学生さんからもそういう授業だと評価してもらっているという自負がありました。 が、ぷかぷかさんにはかなわないですね!これからの授業の雰囲気も変わると思います。 活発に話し合ってしてくれるようになるのではと思ってます。私もすっかり得しちゃいました。本当に、ありがとうございました。(宮野)