横浜市市民活動支援センターの発行する市民活動情報メディアにNPOと企業との協働についての話が載っていました。
《 NPOと企業との協働はシナジーを創り出すことだ。1+1を2よりも大きくする創造的な協力体制を目指す。》
とありました。全くその通りだと思いました。そうでないと企業と協働する意味がありません。企業にアートを売り込む企画も、ぷかぷかさんたちのアートのチカラと企業のチカラが合わさって、1+1が2よりも大きな価値を生み出すような、そんな協働にしたいと思っています。
それは私たちと障がいのある人たちとのおつきあいについてもいえることです。ぷかぷかは彼らとフェアなおつきあい、フラットなおつきあいをしています。だから1+1が2よりも大きな価値を生み出しています。それは彼らと一緒に創り出しているお店の空気感を見てもらえばすぐにわかります。
以前ぷかぷかさん抜きで私たちだけでお店を開けたとき、ずいぶんと間の抜けた雰囲気になり、やってきたお客さんは
「別のお店に来たみたいで、さびしい」
とおっしゃっていました。
やっぱりぷかぷかさんたちがいてこその「ぷかぷか」なのです。ぷかぷかさんたちだけではお店はできないし、私たちだけでもできません。ぷかぷかさんたちと私たちがいて、そこがフラットな関係の時、ぷかぷかのほっこりあたたかな、ホッとする雰囲気のお店ができるのです。1+1が2よりも大きな価値を生み出しています。
演劇ワークショップは、そのことがもっとはっきりわかります。芝居は私たちだけでもできるのですが、ぷかぷかさんたちが加わることで、格段におもしろくなります。1+1が5になるくらいの価値を生み出しています。
来年1月21日(日)みどりアートパークホールで開かれる表現の市場の舞台、ぜひ見てください。1+1=5になる関係が見えます。
これがもし「支援」という上から目線の関係であれば、そこから生まれるものは支援する側の幅のものしか生まれません。ですからそこは1+1は1のものしか生み出さないのです。すごくもったいない関係だと思います。