機会があってぷかぷかの設立計画案を見る機会がありました。夢があふれている気がしました。実現できたこともあれば、実現できなかったこともあります。考えが甘かったなと思う部分もあります。それでも、夢を見ることで、社会が、ほんのわずかですが一歩前に進んだ気がしています。
②街の中にほっと一息つける場所を作る。
街の中にほっと一息つける場所を作りたいと思う。そんな場所が街の中にあるだけで、私たちはちょっとだけ元気になれる。
知的ハンディのある人たちは、ただそこにいるだけで、こころ安らぐ雰囲気を作ってくれる。彼らの働く喫茶店は、ただおいしいコーヒーを飲ませてくれるだけでなく、こころの安らぎも提供してくれるはずだ。そんなお店を街の中に作りたい。
そして実際にそんなお店が街の中に実現できたのです。みんなの心を毎日癒やしています。
③みんなが暮らしやすい街を作る。
ハンディのある人たちがごく自然に街の中にいる時、街の人たちにとってもそこは居心地のいい街になっていると思う。
ぷかぷかさんたちは今ごく自然に街の中にいます。コロナでお店が休みの時、NHKがぷかぷかさんがいないことで、ぷかぷかさんのいることの意味がはっきりするのではないかと取材に来たことがあります。たまたま閉店中のお店の前を通りかかったおばあさんを取材したところ、週に何回がお店に来られている方で、ぷかぷかさんたちは自分の孫みたいだとおっしゃっていました。街で会うと大きな声で「こんにちは!」とあいさつし、そんな風にあいさつしてくれる人はぷかぷかさんしかいないといっていました。一人暮らしのおばあさんの人生を支えている感じがしました。
ぷかぷかで買い物するともらえる「ありがとうカード」を机の上いっぱいに広げていました。このカードは10枚集めると景品と交換できるのですが、もったいなくて交換できないとおっしゃっていました。
④街の活性化につながるお店にしたい
彼らとおつきあいしていると毎日が本当に楽しい。そんな楽しさであふれるようなお店を街に中に作れば、街がもっともっと元気になるような気がする。
街が元気になった、といえるかどうかわかりませんが、ぷかぷかのお店のまわりが賑やかに楽しくなったとことは確かです。区役所などの外販先もぷかぷかさんたちが楽しく賑やかにしています。「ぷかぷかさんが好き!」というファンもたくさんできました。これはうれしい想定外です。
夢を見ること、その大切さをあらためて思いました。