ぷかぷか日記

ぷかぷか理事長タカサキによる元気日記

ぷかぷか日記は以下に移転しました。
ぷかぷか日記 – NPO法人ぷかぷか

今日は素敵な「かぐやびより」でしたね。

 また「かぐやびより」見てきました。3回目です。

   

 

 何度見てもいい映画です。心がゆったりとほぐれていきます。あたたかな気持ちになれます。いっしょに生きていくことに希望が持てます。

 

 冒頭、いきなり鶏小屋が出てきます。餌をやったり、鶏が小屋から飛び出して、コッココッコと走り回ったり、この泥臭い雰囲気、大好きです。鶏小屋の匂いまで感じます。この匂い、体の芯がムグムグとうごめきます。

 いつも寝っ転がっていたり、歌を歌いながら踊ってたりする青年が登場します。その人のたたずまいがいい。いい人生やってるなぁ、となんだか楽しくなります。こんな風にありのままの自分でいられる場所は、誰にとっても居心地のいい場所。 

 みんなでごはんを食べる場面がすばらしくいい。大家族、といった感じのあたたかな雰囲気。障がいのある人達に何かをやってあげるとかっていう雰囲気がないところがいい。上から目線を感じないごく普通のおつきあい。

 今度、ごはんを食べに行こう。見学、とかじゃなくて。

 

 会議の場面。「今月の収入は100万円でした」とあり、あの規模の運営で100万円は厳しいな、と思いました。現状を聞いてみると、藤沢市の「日中一時支援」という事業をやっていて、これは障害者手帳のない人も利用でき、制度的にはすばらしいと思いますが、就労支援や生活介護に比べると、報酬単価が低いため、運営する側にとってはなかなか厳しいようです。

 福祉が取りこぼした部分をフォローしたい、と志はすばらしいのですが、事業の存続という面を長い目で見ると、やはり収益面での改善を考えていかないとこの先厳しいだろうなと思います。

 「かぐやびより」という心地いい日が続くことを願っています。

 

 「かぐやびより」は障がいのある人達がいれば、どこでも実現できる心地いい日です。実現するためのコツは、彼らに何かやってあげるという上から目線を捨て、ふつうにつきあうことです。彼らと一緒に心地いい「かぐやびより」を楽しむことです。

 日本のあちこちで「今日は素敵な『かぐやびより』でしたね」ってあいさつがかわせるようになるといいな。

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映画『かぐやびより』、あなたの街でもぜひ上映してみてください。映画の内容、問い合わせはこちら

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