ぷかぷか日記

ぷかぷか理事長タカサキによる元気日記

ぷかぷかの方が楽しい

  ほかの福祉事業所が運営するパン屋に行ってきたお客さんが

「やっぱりぷかぷかの方が楽しい雰囲気でいいですね」

と、レジスタッフに語ったそうで、うれしい話でした。

 ぷかぷかでは、仕事中おしゃべりしない、とか、よそ見しない、といった注意はしたことがありません。要するにそういう管理をしてないのです。ですからメンバーさんはみんな楽しそうにおしゃべりしながら仕事をしています。それがパン屋やカフェの楽しい雰囲気を作りだしています。

 カフェのお客さんも

「メンバーさんの笑顔がいいからまた行きたくなるんです」

とおっしゃってましたが、職場が楽しいと、お客さんも楽しくなるんだと思います。

 ある区役所では、外販に来ているたくさんの福祉事業所の中でぷかぷかがいちばんお客さんとの関係を広げている、と障害支援課の係長が言っていましたが、外販でもみんなが楽しく仕事をやっているからお客さんがやってくるのでしょう。

 ぷかぷかを始めた当初、福祉事業所のカフェスタッフの方に来ていただいて接客についてメンバーさんを対象にした講習会をしたことがあります。ところが、マニュアル通りにするというのはどこか窮屈で、ぷかぷからしくないというか、メンバーさんらしさがなくなってしまう気がして、講習会はそれ1回でやめました。以来、接客についてメンバーさんを指導する、といったことはありませんでした。最低限、お客さんが不愉快になるようなことはしない、ということだけ守ってくれれば、その人らしくやってくれればいいと思ったのです。

 もちろんクレームが全くなかったわけではありません。設立当初、パン屋の宣伝の声がうるさい、と苦情の電話が入って、とても悲しい思いをしたこともあります。それでもメンバーさんの管理を厳しくする、といった方向にはしませんでした。メンバーさんの持っている楽しい雰囲気は絶対にいつかわかってもらえる、という思いでやってきました。

 彼らは一緒にいるだけでなんだか気持ちが和んだり、楽しい雰囲気になったりします。接客のノウハウよりも、彼らが本来持っている雰囲気を大事にする方が、ぷかぷからしくていい、と信じてやってきました。それが今ようやくお客さんに受け入れられてきたように思うのです。