ぷかぷか日記

ぷかぷか理事長タカサキによる元気日記

ぷかぷか日記は以下に移転しました。
ぷかぷか日記 – NPO法人ぷかぷか

転がりながら、私だけのぷかぷかな物語を紡ぎ始めます。

 花岡さんが『ぷかぷかな物語』のことをブログに書いてくれました。

ameblo.jp

 「ぷかぷかな物語」を作れるのは、タカサキやぷかぷかだけじゃなくて、みんななんだよ、っていうエールです。

 障がいのある子どもを育てるのは大変な苦労があります。でも、苦労は苦しみだけでなく、人間を磨きます。人生を深めます。そのことに気づいたとき、人生は子どもと一緒に前向きに転がり始めます。転がりながら、私だけのぷかぷかな物語を紡ぎ始めます。

 

 花岡さんはhanaちゃんと一緒にたくさんの「ぷかぷかな物語」を紡いできました。私が最初に出会ったのは《世界が「hana基準」になったら》という物語。

  目から鱗、でしたね。hanaちゃんと一緒に生きていく中での、ちょっとした気づきが人生をすばらしく豊かにしていきます。

  

  hanaは

  人をことばで傷つけることもない
  人に嫉妬したり、恨んだり、
  悪口だって言わない
  人と比較して見下したり、
  卑下したりすることもない
 
 そんなhanaちゃんて、人間の見本みたいな人なんだって思いましたね。
 こんなすてきな《ぷかぷかな物語》が、nahaちゃんと一緒に生きていく中でたくさん生まれました。

ameblo.jp

 

 
 別に障がいのある子どもがいなくても《ぷかぷかな物語》は作ることができます。
 fujikiさんは、「ぷかぷかさんにあそばれにきます」といって、ぷかぷかにやってきます。先日は「ぷかぷかさんと一緒にビートルズの〈ヘイジュード〉を歌いたいなぁ」なんていってました。「それをYouTubeにアップしたら、世界が注目しますよ」なんていってましたが、そんなわくわくするようなすごい物語をfujikiさんは作ろうとしています。
 
 ちょっとした気づき、ちょっとした思いつきが、思ってもみない物語を生みます。

f:id:pukapuka-pan:20190425010641j:plain

 

 

 さぁ、みんなでわくわくするような『ぷかぷかな物語』を作りましょう。自分で作るのが一番楽しいです。あなたもぜひ!
 
 
 
 
 

ぷかぷかさんたちが勝手に成長するようなおおらかな環境

 今朝の朝日新聞「折々のことば」

f:id:pukapuka-pan:20190424112758j:plain

 

 《 教え育てるよりも、そこにいれば子どもが勝手に育つようなおおらかな場所を

   用意しておくことが先だろう 》

  本当にその通りだと思います。学校が果たしてそんな場所を用意しているのかどうか。

 

 養護学校教員をこの春退職した方が勉強のために昨日からぷかぷかに実習に入られています。現場に入られての一番の感想は、

 

 ぷかぷかさんたちがとにかく生き生きと働いていることにあらためてすごいなぁ、と思いました。

 

とおっしゃっていました。

 その要因として仕事がおもしろいことと同時に、「折々のことば」にあった《そこにいれば子どもが勝手に育つようなおおらかな場所》言い換えれば、

 

 ぷかぷかさんたちが勝手に成長するようなおおらかな環境

 

が、ぷかぷかにはあるのだろうと思いました。

 「おおらかな場所」「おおらかな環境」とても大切なことですが、社会全体が「おおらかさ」を失っている中で、そういった場所、環境を作ることはなかなか大変です。

 『ぷかぷかな物語』の第3章「なんだ、そのままでいいじゃん」と第5章「まっすぐ前を向いて生きています」に、その環境がどうして生まれたか、のヒントが書いてあります。ぜひ読んでみてください。

f:id:pukapuka-pan:20190424115640j:plain

 

★本の注文はぷかぷかのオンラインショップでどうぞ。送料180円がかかりますが、著者のサイン本と特製絵はがきが送られてきますので、アマゾンで頼むよりは「トク!」です。

shop.pukapuka.or.jp

こんなすてきな絵はがきがおまけにつきます。

f:id:pukapuka-pan:20190424120158j:plain

f:id:pukapuka-pan:20190424120629j:plain

f:id:pukapuka-pan:20190424120451j:plain

 

「の」ではなく、「な」

  『ぷかぷかな物語』はぷかぷかの作ってきた物語なのですが、あえて『ぷかぷかの物語』ではなく『ぷかぷかな物語』にしました。

 「の」ではなく「な」なのです。

 「ぷかぷかの物語」で終わるのではなく、「ぷかぷかな物語」が、この本をきっかけに、あちこちで始まればいいな、という思いがあるからです。

 「ぷかぷかな物語」はまわりにぷかぷかさんがいて、ぷかぷかさんと一緒に生きていきたいという思いがあれば、どこにでも生まれる物語です。誰にでもはじめられる物語です。その物語は、みんなをほっこりあたたかな気持ちにさせます。誰にとっても居心地のいい場所が生まれます。そこではみんなを自由にします。

 何よりも、あの忌まわしい相模原障害者殺傷事件を超える社会を自分のまわり作ることができます。「障がいのある人たちとは一緒に生きていった方がいいね」ってみんなが思える社会です。

 

 「ぷかぷかな物語」を作るきっかけとして、ぷかぷかの映画(『Secret of Pukapuka』)の上映会と、タカサキを呼んでのトークセッションを企画してみてください。

 「いい映画だったね」「いいお話だったね」で終わらせないことが大事です。そこで終わらせたら物語は始まりません。

 自分のいるところで「ぷかぷかな物語」を始めるためのヒントを得るための上映会であり、トークセッションです。

 一昨年、長崎、福岡、北九州で上映会やったとき、北九州だけは「いい映画だったね」「いいお話だったね」で終わらず、「ぷかぷかみたいな場所を北九州にも作ろうよ」と誰かがいい、何人もの人が「そうだ、そうだ」といい、人が動き始めました。

 こんなふうに動き始めるきっかけを作ることが上映会とトークセッションの企画の目的です。はじめの一歩を踏み出すことが大事です。「いつかやりたい」「いつかやろう」って思っている限り、その「いつか」はいつまでたっても来ません。

 もう一つ大事なこと。それは障がいのある人たちの関係者だけでやらないことです。関係者ではない、いろんな人がいること、それがすごく大事です。いろんな人がいることで、お互いの視野が広がります。議論の幅が広がります。そこが小さな社会になります。その小さな社会で「ぷかぷかな物語」を作り始めるのです。

 物語作りに、関係者だけではない、誰もが参加できる、ということ。それができあがってくる物語の幅を広げてくれます。

 「ぷかぷかな物語」は、地域のみんなで作っていくのです。そのことに意味があります。

 ぷかぷかの映画を見て、タカサキとのトークセッションに参加して、『ぷかぷかな物語』『pukapukaな時間』を読んで、あなたがその気になれば、もうすぐにでも物語は始まります。

 あなたの「ぷかぷかな物語」です。

 ぜひ!

 

 ★上映会、トークセッションのお問い合わせは、下記サイトの「その他のお問い合わせ」をクリックしてください。必要項目を書き込んで送信ボタンを押してください。後日お返事します。

www.pukapuka.or.jp

f:id:pukapuka-pan:20190411145720j:plain

 

 

新しい福祉文化

 『ぷかぷかな物語』らくだの絵の表紙がすごくいいです。

    昔、タクラマカン砂漠を旅する話が好きでした。未知なる世界への旅の物語を、わくわくしながら読みました。

 ぷかぷかもこのらくだの背に乗って、のっそりのっそり未知なる世界へ旅してるのだろうと思います。

f:id:pukapuka-pan:20190416101816j:plain

 

 未知なる世界、というのは、新しい福祉文化の世界です。

 福祉の世界をやるつもりはなくて、ただ彼ら(障がいのある人たち)と一緒に生きていきたいと思ってはじめたぷかぷかでしたが、気がつくと、従来の福祉とは全く外れたことをやっていました。でも、それ故に、たくさんの新しい物語が生まれました。新しい価値、新しい文化が生まれました。

  

 ぷかぷかは、2015年に演劇ワークショップの試みが「読売福祉文化賞」を受賞しました。

 「読売福祉賞」ではなく、どうして「読売福祉文化賞」なのか。審査員の一人が、「文化」という言葉が入る理由についてこんなふうに語っていました。

 

 《「福祉」という言葉から抱きがちな「施し」のようなイメージを打破し、本来はそこから新しいトレンドやカルチャーを生み出し得る創造的作業だと思うからあえて「福祉文化」と表現しました…》

 

 「新しいトレンドやカルチャーを生み出し得る創造的作業」

 ぷかぷかの9年は、まさにそれをやってきた、と本にまとめた今、あらためて思います。ぷかぷかが創り出してきたのは、まさにこの「新しい福祉文化」ではないかと。

 

 ぷかぷかが作ってきた「新しい福祉文化」とは

1)障がいのある人たちに「支援」はしません。そういう上から目線の関係ではなく、どこまでも「一緒に生きていく」というフラットな関係でぷかぷかはやってきました。

 だからこそ、障がいのある人たちとクリエイティブな関係を作り、創造的作業ができたと思っています。そこから新しい文化が生まれました。

 『ぷかぷかな物語』は、そのフラットな関係が何を創り出したかを物語る本です。

 自費出版の『pukapukaな時間』は、その関係が生み出したものをビジュアルに表現したものです。ビジュアルに表現すると、それが一つの「文化」であることがよくわかります。(『pukapukaな時間』は、ぷかぷかのお店で販売中。ホームページのオンラインショップでも買えます。 書籍 | ぷかぷか 

f:id:pukapuka-pan:20190418193350j:plain

f:id:pukapuka-pan:20190418194709j:plain

f:id:pukapuka-pan:20190418194718j:plain

f:id:pukapuka-pan:20190418194812j:plain

 

 

f:id:pukapuka-pan:20190418194842j:plain

f:id:pukapuka-pan:20190418194922j:plain

f:id:pukapuka-pan:20190418195004j:plain

 

 

みんなで木になっているこの写真は、障がいのある人たちとフラットな関係を作ると何が生まれるかを象徴的する写真です。新しい福祉文化です。 

f:id:pukapuka-pan:20190418201611j:plain

 

 相模原障害者殺傷事件の犯人がこういう関係を経験していれば、事件は起こりませんでした。そのことは何を物語っているのか。

 福祉の現場、支援の現場でなぜあのような事件が起こったのか、という問い直しが福祉のサイドから本当はもっともっとなされるべきだと思います。(私はそれを見たことがありません。どなたかご存じの方がいらっしゃったら教えてください。)

 

 

2)「新しい福祉文化」においては、障がいのある人たちは、社会に合わせるのではなく、そのままのあなたが一番魅力的!といいます。

  社会に合わせるのはやめよう、もうそのままで行こう、と決めたことで、彼らはとても自由になりました。その自由な振る舞いは、そのまま彼らの魅力になりました。

 かつて私はその魅力にとりつかれ、彼らといっしょに生きていきたいと思うようになりました。その延長に今のぷかぷかがあります。

 みんな社会に合わせつつも、どこかこの社会に息苦しさを感じています。だから、ぷかぷかに来て、彼らの自由な振る舞いに、救いのようなものを感じたのだと思います。

「なんて自由なんだ」

と。社会に合わせることで忘れていた「自由に生きることの大切さ」を、ぷかぷかさんたちの自由な振る舞いに出会う中で思い出したのだと思います。ちょっとだけ自分を取り戻す時間です。

 ぷかぷかが、自分にとっても大事な場所であることが、だんだん見えてきます。

 ♪ 歌が生まれ、人は踊り出し、物語が生まれる ♪ 「広場」にぷかぷかはいつの間にかなっていました。ぷかぷかは、障がいのある人にとってはもちろん、地域の人たちにとっても大切な場所になっていたのです。

f:id:pukapuka-pan:20190418211215j:plain

 

 これが「新しい福祉文化」です。障がいのある人たちが、社会に合わせるのではなく、自分らしく生きることで生まれた「新しい福祉文化」なのです。それはみんなにとって大切な「広場」を作ります。

生まれてきてくれてありがとう。あなたのおかげで、わたしの人生は素敵な出会いで溢れています。

 ぷかぷかのファンの方が、また一人自分ちのぷかぷかさんを語りはじめました。

 《 生まれてきてくれてありがとう。あなたのおかげで、わたしの人生は素敵な出会いで溢れています。》

 障がいのある子どものことをそんな風に語るお母さんの思い、幸せ感が、もっともっと社会に広がってほしいと思います。

《 生まれてきてくれてありがとう。君は社会の宝だよ 》

って、みんなで言えるような社会になるといいなと思っています。

ameblo.jp

 

 自分ちのぷかぷかさんのことを、こうやって語り、発信することがすごく大事だと思います。自分の思いを整理できます。語っていく中で新しい気づきがあります。気づきは、また自分を前に進めてくれます。発信することで、たくさんの人たちと自分の思いを共有できます。共有することで、社会が少しずつ変わっていきます。障がいのある人たちも、ない人も、みんなが気持ちよく暮らせる社会に。

『ぷかぷかな物語』ついに完成!

 『ぷかぷかな物語』ついに完成!です。今日、本が出版社から届きました。 

f:id:pukapuka-pan:20190411145720j:plain

f:id:pukapuka-pan:20190411145740j:plain

 

  日々の思いはブログに書いていますが、ぷかぷかが生み出した物語がこうして一冊の本としてまとまると、また感慨深いものがあります。

 著者は高崎になっていますが、どこまでもぷかぷかさんといっしょに生きることで生まれた物語です。高崎一人では、どんなにがんばってもこれは書けません。どこまでも彼らといっしょに生きるという営みがあって、そこから生まれた物語です。

 その物語が、こうやって一冊の本になって店頭に並ぶなんて、本当にうれしいです。素直にうれしいです。やったー!って飛び上がりたいくらいです。こつこつやってきて、本当によかったと思っています。

 この本が売れるかどうかは、そのまま社会の評価です。ぷかぷかが作ってきたことが、社会の中で本当に価値あることなのかどうかのストレートな評価です。ですから、すごくドキドキしています。

 本を読んだ方は、ぜひ感想をSNSで発信してください。おもしろかった感想はもちろん、おもしろくなかったという感想でもかまいません。とにかく話題になることが大事です。 

 ひょっとして爆発的に売れて、うちでも「ぷかぷかな物語」作ってみよう!っていうところがたくさん現れたら、社会はきっと変わります。読んで、おもしろかった、と思うだけでは、何も変わりません。まわりにいるぷかぷかさんたちと一緒に、ほっこりあたたかな、ぷかぷかな物語を少しずつ作ること。それが何よりも大事です。そうすることで、まず自分のまわりから社会が少しずつ変わっていきます。障がいのある人もない人もお互い気持ちよく暮らせる社会に、です。



 ★本はぷかぷかの店頭で買えます。ぷかぷかのホームページからも買えます。

  アマゾンでも買えます。

www.amazon.co.jp



 

歌がうまれ、人は踊り出し、さまざまな物語が始まった

 ぷかぷかは一応障がいのある人たちのための就労支援の場です。でも、ぷかぷかを9年やってきて、気がついたのは、ぷかぷかは単なる就労支援の場ではなく、ぷかぷかさんがいることで、誰にとってもホッと一息つける大切な場になっている、ということです。

 ぷかぷかに来るとみんなホッとするといいます。心が安らぐといいます。自由を思い出すといいます。

 かつてのおおらかさが社会になくなり、なんとなく息苦しさを感じる世の中になっています。そんなことを感じる人たちにとって、ぷかぷかはとても居心地のいい場所になっているようです。ぷかぷかのファンがどんどん増えてきました。

 なんとなくいやだとか、近づきたくないと思われている障がいのある人たちの働く場が、気がつくと、地域の人にとってもホッと一息つき、自分を取り戻すような場になっていたのです。

 彼らが自由であるとき、そして彼らにとって居心地のいい場所であるとき、彼らのいる場所は、誰にとっても自由を感じ、居心地のいい場所になるのだと思います。

 

 第4期のワークショップの少し前、オペラシアターこんにゃく座のCD『世界は劇場』の中の「あの広場の歌」を聞いたとき、

「これって、ぷかぷかの歌じゃん!」

て思いました。

 

 昔広場に一本の柱を立てました。

 「障がいのある人たちとは一緒に生きていった方がトク!」

 という柱です。それに共感する人たちが少しずつ、少しずつ集まってきました。

 歌がうまれ、人は踊り出し、さまざまな物語が始まったのです。

 

 ピアニストのあみちゃんに第4期のワークショップのテーマソングにできないか、相談しました。すぐにOKの返事が来ました。みんなが歌いやすいように、少しゆっくり歌えるようにやってくれました。

 

   

♪ いまはいつだろう  いつもの朝

  ここはどこだろう   いつも場所

 

 いまはいつだろう  いつもの夜

 ここはどこだろう  いつもの場所

 

 でもどこかちがう

 ここはどこかに似ている

 

 おとなもこどもも  犬も鳥たちも

 虫たちも集まる   あの広場みたい

 

 耳をすませば見えてくる

 目をみはれば聞こえてくる

 少しずつ 少しずつ

 

 歌が生まれ  人は踊り出し

 物語がはじまる  あの広場がここに

 

 昔 広場に一本の柱

 ここに立てよう  目には見えない柱を

 

 昔 広場に一本の柱

 ここではじまったぷかぷか  いまここで ♪

 

 

 表現の市場でぷかぷかさんたちがこれを歌ったとき、涙が出ました、というお客さんがいました。

f:id:pukapuka-pan:20190412223450j:plain

f:id:pukapuka-pan:20190412223454j:plain


 明日の朝、10時頃、みんなでこの歌を歌います。ぜひ聞きに来てください。