ぷかぷか日記

ぷかぷか理事長タカサキによる元気日記

ぷかぷか日記は以下に移転しました。
ぷかぷか日記 – NPO法人ぷかぷか

地域の中心に銭湯が

2年ほど前、北海道大学大学院のウエムラさんがひょっこりやってきて、1週間ほど実習しました。その時の体験はウエムラ日記に書いています。 www.pukapuka.or.jp そのウエムラさん、今北海道中頓別で福祉の仕事をしながら毎週日曜日、地元の黄金湯という銭湯…

〈障害者〉ではなくて〈ぷかぷかさん〉

〈ぷかぷかさん〉といういい方は2015年5月に行った第1期演劇ワークショップの記録映画「ぷかぷか」の上映会で、監督の宮沢あけみさんと私の対談の中で出てきました。 「ぷかぷかで働く人達のこと、障害者というのはおかしいし、〈ぷかぷかさん〉といういい方…

8月12日 みどりアートパークリハーサル室で映画『かぐやびより』やります。

8月12日(土)みどりアートパークリハーサル室で『かぐやびより』上映します。『かぐやびより』は「さんわーくかぐや」という福祉事業所の日々を追った映画です。なぜか心がふっと自由になるような映画で、私は3回も見てしまいました。 福祉事業所などという枠…

教え子が豊かに生きる未来が描けない

昨日の東京新聞夕刊に《「共生」理想と現実 橋渡し》と題した記事があり、その中に「保護者も自分も、福祉作業所の職員も、誰もが一生懸命なのに、教え子が豊かに生きる未来が描けない」という一文がありました。 そういう未来が描けるように教え子と一緒に…

上白根地域ケアプラザで「The Secret of Pukapuka』を上映

8月5日(土)13時30分から上白根地域ケアプラザで「The Secret of Pukapuka』を上映します。 vimeo.com カナダで開かれた世界自閉症フェスティバルで『Secret of Pukapuka』を上映した時の反応。アメリカから来た女性は障がいのある人達への概念がひっくり返っ…

私たちの手で事件を超える社会を作る

津久井やまゆり園事件から7年目、事件に関する話が飛び交っていますが、大きな話を語っても、社会はなかなか変わりません。それよりも身近にいる障がいのある人達と日々楽しい物語を作り、それをまわりに人に伝えること。それによって 「彼らとはいっしょに…

段ボールで怪獣作り

上白根地域ケアプラザで段ボールを使った怪獣作りをやりました。 子ども、大人ごちゃ混ぜで三グループに分かれ、段ボールを使って怪獣を作りました。怪獣ができ上がったら名前を考え、鳴き声を考え、歩き方を考えました。 小さな手がかわいい 強い風が吹いた…

とがった心が丸くなる

障害のある人達とおつきあいすると、とがった心が丸くなります。そういうタイトルの本があります。私が養護学校の教員をやっていた時に書いた『街角のパフォーマンス』をタイトルを変えて、電子本にしたものです。 こんな中身です。目次を見ただけでわくわく…

『Secret of Pukapuka』の上映会があります。

8月5日(土)上白根地域ケアプラザで『The Secret of Pukapuka』の上映会をやります。地域ケアプラザは太っ腹で、なんとぷかぷかの焼き菓子とコーヒーがついて映画の代金は無料!だそうです。これは絶対に来なきゃソン! で、この一週間前には段ボールを使って…

オペラシアターこんにゃく座歌役者さんがぷかぷかに来て歌ってくれました。

オペラシアターこんにゃく座の歌役者さん飯野薫さんと沖まどかさんがぷかぷかにごはんを食べに来たついでにぷかぷかさんたちとスタッフに歌を歌ってくれました。 オペラなんてほとんどの人が聞いたことがないので、とてもいい体験でした。すぐそばで聞くとす…

広島で『Secret of Pukapuka』の上映会の企画が

広島で『Secret of Pukapuka』の上映会の企画が立ち上がりました。 企画の中心にいるのは障害のある子どもの親御さんで、はじめは子どもを通して知り合った障害のある子どもの保護者やディサービスを利用している子どもの保護者を映画を見る対象と考えていた…

尾野一矢さんのホームページ「よってけ かずやんち」ができるまで

尾野一矢さんのホームページができました。 www.ono-kazuya.com そのホームページができるまでを振り返ってみます。 1)「うるさい!」という苦情にどう対応すればいいんだろう そもそものはじまりは一矢さんと介護者がぷかぷかに遊びに来た時でした。アパー…

ぷかぷかの映画『The Secret of Puka Puka』を上映してみませんか?

ぷかぷかの映画『The Secret of Puka Puka』を上映してみませんか? vimeo.com ●「ともに生きる社会」ってなんだろう、 ●どうやって作るんだろう、 ●その社会は何を生み出すんだろう、 ●障がいのある人達とどうやったらうまくやっていけるんだろう、 ●彼らと…

『かぐやびより』の上映会をやります。

8月12日(土)みどりアートパークリハーサル室で『かぐやびより』の上映会をやります。 この映画の舞台『さんわーくかぐや』に先日行ってきました。 朝から寝ている人達と、よく働く人達が混在しているところがいいなと思いました。 お互い無理がない。そのせ…

『友達やめた』上映会

2016年のやまゆり園事件から7年目の夏がやってきました。ぷかぷかでは毎年映画を手がかりに事件を考える集まりをやってきました。今年は映画『友達やめた』をやります。 障がいのある人達とおつきあいすることは、面倒くさいことや、よくわからないことが多…

演劇ワークショップに参加すると絶対トクな四つの話

第8期演劇ワークショップの参加者募集しています。ぷかぷかさん20名、地域の人達10名です。地域の人というのは、近くに住んでいる人だけでなく、今まで石川県、栃木県から参加した人もいましたので、どうぞどこからでも参加して下さい。 第8期演劇ワークショ…

ひとりの人として皆さんとても素敵だなと感じました。

ぷかぷかで実習をした方から素敵な感想が届きましたので紹介します。 ●●● 実習で私は価値観が変わったように思います。 今まで障がいがある方とほとんど関わったことがなく、正直電車の中でひとりで言葉を発している方を見てこわいと思ってしまうこともあり…

僕の彼女は発達障害

おもしろい本見つけたので紹介します。 発達障害の彼女(あお)と、聴覚障害の僕とのドタバタ日記。 あおとおつきあいしてると、なんか変。でもあおのこと好きだから、どうして変なのか、どうすればいいのかを一生懸命考える。そうしてこの本ができあがった…

時代を切り開いていくのは障がいのある人達

今朝の東京新聞。名古屋城天守閣の木造復元に伴うバリアフリー化を巡ってあった市民討論会でエレベーターの設置を尋ねる障害者に、ある出席者が「どこまでずうずうしいのか」と一蹴した、という。 www.tokyo-np.co.jp 障がいのある人達が天守閣に登るにはエ…

第8期演劇ワークショップ始めます

今年も8月から第8期の演劇ワークショップを始めます。 今年はレオ・レオニーの『フレデリック』という絵本をベースにお話しをふくらませていきます。 野ネズミたちが主人公です。ネズミたちは冬に備えて、せっせと食べ物を蓄えています。なにもしないフレデ…

いっしょにいると心ぷかぷか

今朝の東京新聞社会面 げんなりするような記事でした。 共同通信47NEWS 東京都府中市の社会福祉法人で、市職員OBの男性元副理事長が約10年間、知的障害の利用者らに虐待を繰り返し、行政に十数回内部告発や通報があったのに、市が7年余りの間、虐待を認…

たかが詩の朗読

昨日、区役所で精神障害の人達の集まりがあり、詩の朗読ワークショップをやりました。 統合失調症の方が多く、なんとなく重い雰囲気。場を盛り上げないと詩の朗読まで持って行けないので、「マルマルマル」と「雨の音楽」を歌いました。 「マルマルマル」はこんな…

詩の朗読ワークショップ

区役所の精神障害の人達の集まりで詩の朗読ワークショップをします。読むのは長田弘さんの「ふろふきの食べ方」という詩です。 自分の手で、 自分の 一日をつかむ。 新鮮な一日をつかむんだ。 スが入っていない一日だ。 手に持ってゆったりと重い いい大根の…

「犯人がぷかぷかにいたら、あんな事件は起こらなかったよね」

毎日新聞の上東さんの大学の授業をお手伝いしていてやまゆり園事件が話題になり、 「犯人がもしぷかぷかにいたら、あんな事件は起こらなかったよね」 という話になりました。 以前そういったことをブログにも書いています。 www.pukapuka.or.jp やまゆり園の…

今日というかけがえのない一日

久しぶりに「でんぱたさん」たち(ぷかぷかの生活支援事業所「でんぱた」で働く人達)に会いに行ってきました。 働いている人がいて、倉庫で休んでいる人がいて、こういうたたずまいがいい。 たい肥の切り返しをしようと思って、何かを思い出した? 落ち葉を…

ほっこりしたいい時間をありがとう

ぷかぷかにパンを買いに来て、パン屋の前のテーブルで食事されたお客さんが、自分のFacebookに 「ほっこりしたいい時間をありがとう」 と写真と一緒にアップしてくれました。 障がいのある人達の働く場所が、ほっこりしたいい時間を提供しています。彼らが社…

偏見とどう向き合うのか

看護学校の精神科看護で授業をすることになりました。中身はお任せということだったので、『不安の正体』という、精神障害者のグループホームの建設反対運動を取り扱った映画を上映し、自分の関わっている精神障害の人がそういった問題に直面した時、どうい…

頑張らなくていい、ありのままのあなたでいい。

とてもいいお話しです。 「頑張らなくても、その人がその人のままで安心して、幸せに生きていける場所が増えることを願います」と記事の最後にありますが、ぷかぷかはひょんなことがきっかけでそういう場所になりました。 何度か書いていますが、ぷかぷかを…

たかが似顔絵

リクエストに応じてお客さんの似顔絵を描くことが多いです。写真を撮り、それを見ながら何人かのぷかぷかさんが楽しい似顔絵を描きます。 この似顔絵たちは、障がいのある人達に何かやってあげる関係を、私たちの側がハッピーな気持ちをもらう関係に変えます…

インクルーシブ教育というのは、学校だけでなく、社会においてこそ必要

先日インクルーシブ教育について考える集まりにいってきました。 大阪の豊中市立南桜塚小学校は、障がいを理由に学びの場を分けない取り組みで注目を集めていて、そこの校長先生がきていろんな話をしてくれました。全盲の子どももみんなと一緒に給食当番をす…