ぷかぷか日記

ぷかぷか理事長タカサキによる元気日記

ぷかぷか日記は以下に移転しました。
ぷかぷか日記 – NPO法人ぷかぷか

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

神奈川県への不信感が拭いきれません。

神奈川県が津久井やまゆり園の支援について情報提供を受け付ける窓口を設置したようです。 www.pref.kanagawa.jp これ自体はいいことだと思うのですが、こういったことをどうして事件直後にやらなかったのかと思います。 事件の検証委員会が出した報告書では…

ぷかぷかのおじさん タカサキがゆく

ぷかぷかしんぶん3月号に「ぷかぷかのおじさん タカサキがゆく」と題して、この 1年間の活動を振り返っています。ちょっとくたびれた感じの似顔絵がいい雰囲気。 茅野のイベントは参加された方の感想が素晴らしかったです。 www.pukapuka.or.jp ぷかぷか上映…

支援の現場にとって、社会にとってあの事件は何だったのかを考えたい

支援の現場の人間がどうしてあのような悲惨極まる事件を起こしたのか、結局わからないままやまゆり園事件の裁判は終わってしまいそうです。せめて我々で支援の現場にとって、社会にとってあの事件は何だったのか、この先どうすればいいのかを考えたいと思う…

度々フタミさんが「一緒にお昼食べよう」と言ってくれていた

ワークショップに参加した方から、ぷかぷかさんと参加者の関係を語る素晴らしい感想が上がってきました。 ●●● 表現の市場が終わってまだ一ヶ月も経っていないのに、みなさんとあの場にいられた時間がすごく懐かしいです。 演劇ワークショップのお昼時間。 前…

自立支援法の下でもこんな実践が可能

3月12日(木)に北海道の岩見沢で、簡単なワークショップ、上映会、トークセッションを予定していましたが、コロナウィルスの関係で延期になりました。 半月ほど前、岩見沢にある「こくわの里」という施設から電話があり、『ぷかぷかな物語』読んで、すごくお…

支援の現場が、発想を変えれば、今までにない新しい価値がたくさん生まれ、社会が豊かに。

先ほどブログを書いたあとでふと思ったのは、そもそも支援の現場で障がいのある人たちと豊かなものを作り出そうという発想があるのかどうか、ということ。 「支援」は障がいのある人たちに「何かやってあげる」一方的な関係であり、一緒に何か新しいものを作…

2月29日(土)福岡・大名クロスガーデンでの上映会は延期

2月29日(土)福岡・大名クロスガーデンで簡単なワークショップ、『Secret of Pukapuka』の上映会、トークセッションをやる予定でしたが、コロナウィルスが広がっているため延期になりました。ちょっと残念ですが、ま、しょうがないですね。 津久井やまゆり園…

本気で寄り添ってくれる人を見抜いているのだと思います。

『道草』上映会、無事終わりました。お客さん、ずいぶん入っていました。200人くらいはいたでしょうか。とてもうれしかったです。 ツジさんが映画の宣伝映像で、映画の何がいいですか?と聞くと、「たぁー!」がいい、と言ってましたが、上映中、映画の中で…

『道草』上映のあと、シンポジウムをやります。

明日の『道草』上映のあと、シンポジウムをやります。 出演は『道草』の監督・宍戸大裕さん、映画に出てくる岡部亮佑さんのお父さんであり、早稲田大学教授の岡部耕典さん、Cafeゆうじ屋オーナー、ラブ・エロ・ピース ボーカリストの実方祐二さん、NPO法人ぷ…

障がいのある子どもがいることで、日常世界がこんなにも楽しく、豊かになる

障がいのある子ども達は、とんでもなく自由です。それに引き換え、私たちはとんでもなく不自由です。だから彼らとのおつきあいに苦労します。 浅川素子さんもずいぶん苦労されたようです。それでもあるとき、ふっと発想を変えてみた。そうするとこんなにも楽…

2月22日(土)は、たくさん、たくさん、人を浴びに来て下さい。

「人は、人を浴びて人になる」 人を浴びる。人を浴びることで、人は人になる。 教員になって最初の年、たまたま重い障がいを持った子ども達を受け持つことになりました。彼らとの日々は確かに大変なことがたくさんありましたが、それでも彼らのそばにいると…

楽しい、インパクトのある研修

区役所の課長、係長クラスの方の人権研修をやりました。 ぷかぷかを一通り見学し、『Secret of Pukapuka』を見て、いつもなら感想を言い合ったり、私が話をしたり、質疑応答があったりなのですが、なんとなくもう少しインパクトのある研修にしたいと思い、詩…

「重度障害者ですが、なにか?」 それを背中に貼り付け、彼らと一緒に黙々と歩いて行こう。

「重度障害者」というと、知らない人にとっては、何もできない人たちで、その生活もすごく大変だろう、と思ってしまいます。 でも、そこにはあたたかな人の暮らしがあります。 yomidr.yomiuri.co.jp ブログに 《 初公判前に、犠牲になった娘の実名を公表した…

2月29日(土)は福岡・大名クロスガーデンへ

2月29日(土)、福岡の大名クロスガーデン(平尾バブテスト教会)で簡単なワークショップ、『Secret of Pukapuka』の上映、トークセッションをおこないます。ワークショップは心と身体をちょっと自由にします。ゆるっとなったところで映画を見て、みんなでわい…

「ぷかぷかさん」という言葉

先日の朝日新聞に載った投書です。 6年前、第1期の演劇ワークショップの記録映画ができたとき、制作した宮沢あけみさんと、ぷかぷかで働く障がいのある人たちの魅力を語りながら、彼らのこと「障害者」っていうのはおかしいよね、映画のタイトルにも使った「ぷ…

「ぷかぷか人権研修会」の映像

青葉区役所の人権研修会の映像ができました。 人権研修会というと、人権問題に詳しい方が来て、難しい、硬い話をして、聞く方は半分くらいは寝ていて、それでも人権研修会やりました、ということで終わってしまうケースがほとんどだと思います。参加した人は…

「共生社会を作ろう」とかよりも、「おつきあいした方がトク」くらいの方が気持ちが楽

最近、共生社会ということがよく言われますが、なんとなくそういう社会を強制されている感じがして、いまいち馴染めません。昔、障害者とは共に生きねばならない、なんていわれていましたが、なんかそれに重なるようなものを感じます。 障がいのある人たちと…

すごくいい対談をやりました。

すごくいい対談をやりました。ぷかぷかがやってきたこと、やろうとしていることをうまくまとめてくれています。ぜひ読んでみてください。 www.sustainablebrands.jp ぷかぷかの映画の上映会をやって、こういう対談があちこちでできるといいなと思っています…

映画を見て、彼らとちょっと道草食いませんか?

2月22日(土)青葉公会堂で『道草』の上映会をやります。 彼らと一緒にちょっと道草食う日々は、自分の人生をちょっと楽しくします。 以前にも書きましたが、昔養護学校の教員になって最初に担任した子ども達は重度障害の子ども達でした。映画に出てくる青年達…

私は、ここに描いた空を、湖を、木々を愛していると

今朝の朝日新聞「折々のことば」 不出来な私の過去のように 下手ですが精一杯 心を込めて描きました。 石垣りん 「私」は、ここに描いた空を、湖を、木々を愛していると「きっぱりと思っている」。 ●●● 思い出したのは昨日東久留米の上映会で見た第5期演劇ワ…

ぷかぷかさんたちの姿をみて、生きる価値がないなんてとんでもない、と思った。

明日2月11日(火)東久留米で第5期演劇ワークショップの記録映画『ほらクマ学校を卒業した三人』と『Secret of Pukapuka』の上映をします。 第5期演劇ワークショップには栃木から毎回新幹線に乗って来ている方がいました。中学生の息子さんが「新聞を読んで感…

「うんこ」のおかげで私たちがちょっと解放され、自由になる集まり

2月29日(土) 福岡の大名クロスガーデンという教会で『Secret of Pukapuka』の上映と、簡単なワークショップ、トークセッションをやります。 ワークショップは1時間ほどしか時間がないのでたいしたことはできないのですが、なるべく楽しいことを、ということ…

2月11日(火・祝) 演劇ワークショップの記録映画、上映します。

2月11日(火・祝)東久留米で『Secret of Pukapuka』と第5期演劇ワークショップの記録映画『ほらクマ学校を卒業した三人』をやります。 演劇ワークショップの記録映画は、なかなか上映する機会がないので、ぜひ見に来て下さい。障がいのある人たちと一緒に生き…

被告が裁かれて事件はおしまい、という問題ではないだろうと思います。

やまゆり園事件の公判に関する記事 弁護士の「美帆さんは人間でなかったのか」との問いには「そういう言葉を使うのは忍びないですが人間としての生活ではないと思う」と話した。 被告にとって人間てなんなんだろう、と思いました。そういう人間のイメージが…

それを掛け合わせたからこそあんなに魅力溢れる舞台になる

浅川さん親子の演劇ワークショップ体験記。 「できないから助けてあげる、支援するというのが今の福祉の考え方のような気がします。でも私は、できないことを補い合うのではなくて、一人ひとりの持っているパワー(好きなこととか得意なこと)を出し合う方が社…

「だめ」と否定されてきた「行為を豊かにする装置」がぷかぷかにはあった

今朝の朝日新聞『折々のことば』。 「処理」ではなく、「行為を豊かにする装置」としてのトイレのデザインを夢想する、というところ、ぷかぷかとおんなじだと思いました。 仕事のおしゃべりはまずいんじゃないか、と社会の中でいわれながらも、ぷかぷかでは…

人は人との出会いによって回復する力があるということ

久しぶりにいい本読みました。『人は、人を浴びて 人になる』という本です。昨日、朝、図書館で借りて、ちょっと読みはじめたらやめられなくなって、1日で読んでしまいました。 精神を病んだ精神科医の話です。お母さんが統合失調症で、子どもの時から大変な…

「ま、いいか」っていう感覚

身代わり説はおとぎ話じゃないの、というブログに、 ●難病重度のエリート障害者・健一大内さんは 最近、思う様に動かん体に憤り見たいなん感じるけど、変わってくれとも、五体満足の体の癖にロスジェネだの生きづらさだの腑抜け連中の身代わりになった覚えも…

「障がいのある人たちは私たちの身代わりになってくれた」というおとぎ話。

シェアリーカフェでのセミナー、参加者の一人が「障がいのある人たちは、私たちの身代わりになってくれている。だから私たちは健常者でいられる」といったことをいわれ、なんかすごく違和感をおぼえました。お子さんが養護学校に通っているお父さんでしたが…

映画『Secret of Pukapuka』 私もあの中に入って、一緒に笑ってみたいです。

国立特別支援教育総合研究所というところの研修で『Secret of Pukapuka』を上映したときに上がってきた感想がとてもよかったので紹介します。 ●映画の感想 ・みなさん自然体だなぁ、安心感があふれているなぁ、と思いました。私もあの中に入って、一緒に笑っ…