ぷかぷか日記

ぷかぷか理事長タカサキによる元気日記

ぷかぷか日記は以下に移転しました。
ぷかぷか日記 – NPO法人ぷかぷか

2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ぷかぷかさん カナダをゆく

映画『ぷかぷかさん カナダをゆく』の完成お披露目回上映会がありました。 昨年9月にバンクーバーで開かれた「世界自閉症フェスティバル」に参加することが大きな目的ではあったのですが、映画から見えたのは、ぷかぷか珍道中というか、ぷかぷかさん達と一緒…

(第2回『哲学対話』)ぷかぷかさんたちと対話しているときの方が「素のまま」の私でいられる 

ぷかぷかさん達と一緒に立教大学まで出かけ、学生さん達と第2回目の「哲学対話」をしてきました。 1年ほど前、立教大学の河野先生から 「ぷかぷかさんと哲学対話をしたい」 という提案をいただいたとき、最初はちょっとびっくりしました。今までそんなことをい…

今日も靴下を脱いで昼寝。でも…

先日立教大学に「哲学対話」に行く前、大学のそばのレストランでごはんを食べました。セノーさんはハンバーグステーキの温玉のせを注文。おいしそうに食べながら、 「ぷかぷかでは何人働いていますか?」 と聞いてきました。 「40人です」 そのときは、どうして…

彼らに、私たち救われてるのかも

ぷかぷかは「障がいのある人たちとは一緒に生きていった方がいいよ」「その方がトクだよ」と言い続け、そのことを実感できる関係を様々な形で作って来ました。そのおかげでぷかぷかのまわりは、障がいのある人はいて当たり前であり、むしろいた方がいいと思う人…

お昼ごはん ももちゃんと、セノーさんに囲まれて、 なんだか、(初対面なのに)リラックスしました

養護学校の教員をやっている方が参加しました。養護学校の教員がワークショップに関心を持って参加するのはひょっとしたら初めてかも。こういうおもしろい試みにこそ関心を持って欲しいと思っているのですが、養護学校のみなさん、何考えてるのですかね。 ●●…

何が豊かになるのか、自分で確かめてみたいと思った

演劇ワークショップに栃木県から新幹線に乗ってやって来るすごい親子がいます。その親子が、ワークショップに参加した感想を書いてくれました。 ●●● まず、僕がぷかぷかさんのことを知ったきっかけは昨年、ぷかぷかパン屋さんの新聞記事を読んだことからでし…

「手も足もないナメクジが、どうしてすもうをとるんだ。それはおかしい」

9月22日、第5期2回目の演劇ワークショップがありました。今期は宮澤賢治作『ほらクマ学校を卒業した三人』を取り上げるのですが、中身はわりとエグい話というか残酷な話なので(といっても、これは人間から見た感想であって、生き物にとっては相手を食べてし…

障がいのある人たちは、私たちの心を軽くしてくれる人たち

朝日新聞の今朝の天声人語。白髪についての話はすごく面白かったです。 白髪を染めずにテレビに出演し、話題になっている女性がいる。フリーアナウンサーの近藤サトさん(50)。「若さが美しい」という考え方から自分を解放したいと思ったと先日の本紙で語…

「大好きなことを思いっきり表現する」 このことが、どんなに素敵なことか

「共生社会」を目指そう、と最近よく言われるのですが、そこでの障がいのある人たちとの関係はどうなんだろう、という議論はあまり聞かれません。なんとなく障がいのある人たちと「共に生きる」というところで、なんとなくみんな賛同している感じですが、そ…

「私、ちょうどこれでいい」

NHKの「19のいのち」のサイトに最首悟さんの投稿が載っています。 www.nhk.or.jp 文中に《実際に意思疎通できず食事も排泄も自分でできなくなった時に、実は心の内は平穏な状態でのんびりと過ごしていて、「私、ちょうどこれでいいな」と思っているかもし…

あまりケンカせずに、前向きのいい関係でいたい

先日のブログでふれた神奈川県の共生社会推進課は12月8日に「共生社会実現フォーラム」という大きなイベントを企画していて、その中のパネルディスカッションに私とぷかぷかさん一人、それに舞台でのイベントにぷかぷかさん達が登場することになっています。…

障がいのある子どもが普通学級で学ぶと…

重い障がいがあっても普通学級の中で学びたいという子どもを無理矢理特別支援学校へ入れようとする川崎市と神奈川県を相手に、「それはおかしい」と子どもと両親が訴訟を起こしました。その第1回口頭弁論。 www.kanaloco.jp 市と県は特別支援学校が「最良の…

考え方を変える、発想を変える

全日本印刷工業組合連合会のCSRマガジン『shin』の「障害者雇用」の特集号にぷかぷかしんぶんの記事が載りました。少し長いですが、「障害者雇用」の動きの中で、ぷかぷかの活動をどのように位置づけているかが見えます。 こちらはPDFできれいに見えます。 h…

これってとても「贅沢な時間」

以前NHKスペシャルで相模原事件の特集をやったとき、紹介したカツタさんの最新のブログです。すごくいいおつきあいしてるな、と思いました。 tantantanto.hatenablog.com こうやって書くことで、障がいのある子どもとのおつきあいの意味を一生懸命さぐってい…

ME&YOU=FOREVER♡

特別支援教育の中で語られる障がい児とぷかぷかさんの違いはどこから生じるのだろうって考えていて、以前出版社の編集者の方が送ってくれたインクルージョンとは何かの資料を思い出しました。とてもわかりやすいです。 資料を送ってくれた編集者の方は 添付…

ぷかぷかさんのチカラが、こういうときこそ発揮できます

近所にお住まいで、毎日のように「 ぷかぷかさんのお昼ごはん」にごはんを食べに来るオジサンがいます。オジサンさんは数年前に奥さんを亡くし、子どももいないので一人暮らし。訪ねてくる友だちもいなくて、家にこもっていると、ひとこともしゃべらない日も…

みんなが幸せな気持ちになれるこれは企画です。

ぷかぷかのアートを印刷業界に紹介したい、と神奈川県印刷工業組合の理事長の江森さん、常務理事・経営革新マーケティング委員長の荒井さんが見えました。 江森さん 荒井さん 神奈川県印刷工業組合のホームページにある平成30年度事業計画案の概要を見てちょ…

その人がそこにいる、ただそれだけでいい

先日上映会とトークセッションをやった筑豊「虫の家」発行の「虫の家だより」にとてもいい話が載っていたので紹介します。「虫の家」の代表高石さんの息子さんひろ君はダウン症です。その姪にあたる方の作文です。 私のおじさん 高石萠々 私にはダウン症のお…

先日の首都圏ネットワーク

先日の首都圏ネットワークの番組がNHKのサイトに上がっていました。見逃した方はどうぞ。「関連動画」の一番左のアイコンをクリックすると見られます。 www.nhk.or.jp 相模原障害者殺傷事件を受け、「あすへの一歩」につながる番組をこういう形でいつでも見…

目指すべき世界が見える

先週金曜日、ぷかぷかのホームページ再構築について、ウェッブデザイナーの田中さんと打ち合わせしました。 田中さんはトップページにクジラの絵を持ってきたいといいます。 その理由がすばらしくいいです。 ・目指すべき世界が見える。 ・それは、「多様性…

メッセージの発信が、人と人との新しいつながりを作り、社会を少しずつ変えつつある

先日の首都圏ネットワークでは立教大の学生さんとやった「哲学対話」と北九州でのぷかぷかの蒔いた種の広がりを取り上げていました。 昨年暮れに北九州で上映会とトークセッションをやったとき、大概は「いい映画だったね」「いいお話だったね」で終わるとこ…

時計の読めないぷかぷかさんが、読めなくてもちっとも困ってない話

昨日特別支援教育で学ぶ障がい児とぷかぷかさんがどうしてちがうのか、といったことを少し書きましたが、その続きです。 ぷかぷかさんの中には時計が読めない方がいます。ですからお昼休みがいつ終わるのか、よくわからないようです。でも、そのことですごく…

特別支援教育で学ぶ障がい児とぷかぷかさんはどうしてちがうのか

先日NHK首都圏ネットワークでぷかぷかのことが紹介されたのですが、おもしろいなと思ったのは、最後のあたりで下の写真が使われていたことです。 パン屋のお店で、営業時間にこんなことをやっているのがぷかぷかです。二人で何をやろうとしたのかよくわかり…