ぷかぷか日記

ぷかぷか理事長タカサキによる元気日記

ぷかぷか日記は以下に移転しました。
ぷかぷか日記 – NPO法人ぷかぷか

「あの広場のうた」を一緒に歌いながら目頭が熱くなりました

 「表現の市場」について少し長い感想書いてくれた方を紹介します。

 

●映像クリエイターの仲間の方です。

 表現の市場、最高でした! 和太鼓は間に合わなかったのですが、かっこいい車いすのショーから拝見。 江原さんとだいちゃんの演奏にしびれ(あのかっこよさをどう表現したらよいのでしょう)、 はっぱオールスターズのパフォーマンスに笑い転げ(相鉄線のうた、涙を流して笑いました)、 楽しみにしていた洞熊学校ののびやかさ、クリエイティビティにのめりこみました。

 私は小学校の4年生から3年間、養護学級の人たちと給食を食べ、放課後の掃除をいっしょにしていたので(そのうち登下校も一緒に)、彼らのやさしさ、人懐こさはよく知っているつもりでいましたが、自分が表現することを仕事にしてきてからは、クリエイターとしての彼らの感受性や表現力に「かなわないなあ」と心底リスペクトするようになりました。

 洞熊学校のタペストリーの迫力、おもしろさ、美しさ。 ワークショップを通して、みんなで創り上げたと伺った、ひとりひとりが個性的であると同時に全体でうねるように展開していくストーリーのおもしろさ。 本当に本当に、最高でした。   休憩時間にロビーで買ったパンの香りにがまんできなくなった次女が、なにもつけずに食パンをぱくぱく食べて、おいしーーーい!あまい!と叫んでいました。私はとってもかわいいブローチをゲットして大満足です。

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●同じく映像クリエイターの方で、昨年の表現の市場の記録映画を作ってくれた方です。ぷかぷかのプロモーションビデオ第2弾、カナダで上映した『Secret of Pukapuka』、ぷかぷかさんのカナダ珍道中『ぷかぷかさんカナダをゆく』を作った方です。

 今回は体調が悪そうで大変でしたね。でもセツさんが機転を効かせて副校長を演じられたのにはとても感激しました。どんなことが起きても失敗ではない、というのがぷかぷかの舞台のメッセージの1つだと思いますが、図らずもそれを表すシーンになりましたね。前回、前々回は撮影しながら舞台を拝見していたので、カメラのアングルや録音などを気にしながら客観的にしか観ることが出来ませんでいたが、今回は集中して観ることが出来てとても感慨深かったです。予想通り(?)ぐずぐずになるシーンもありましたが、込められたメッセージや舞台の制作の苦労が伝わってきて「あの広場のうた」を一緒に歌いながら目頭が熱くなりました。

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●金沢からワークショップに参加した方です。「第一期の演劇ワークショップの記録映画」を見て、参加しました。ダンスをやっています。

 今回「表現の市場」に参加することで “演じる”と“表現する”のちがいというか… 何かを演じてるようだけど、その人らしい、その人だけの表現があることの面白さを発見させてもらいました。 たとえば… ミツバチの動きに、好きな戦隊モノの決めポーズを入れたり 「うさぎとカメのかけっこ」に何故かダンサーが混ざって、ずっと踊ってたり(笑) それは、一人ひとりにとって今の自分を表現する大切な力。 でも、その力が生まれるのは、否定されたり無理やり変えられたりされることの無い場をつくっている皆んながいるからなのかもしれない。 だから 「表現の市場」というテーマの発表を「みんなでワークショップ」という練習を通してつくっていけたのだと思います。 共演した、デフパペットシアター ひとみの方たちやダンス講師の伊藤多恵さんにはカラダを使った表現の可能性や力強さを感じることができました。 ピアノ、チェロ、舞台のシーンそれぞれに奏でられた音、うんこの歌、ミツバチの歌…笑 体調不良で声のかすれた高崎さん、台本にはないセリフや動きが生まれる舞台は何とも “そのままのわたし達”が凝縮された空間だったように思います。 今回の「表現の市場」で何を得たのかはうまく言えませんが、これから自分がどんなふうに生きていくかの大切なスパイスになったことだけは確かだと思います。

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●地元の方でぷかぷかの大ファン。ワークショップには3回参加。今回は内容がグロテスクなのでパスしました。

 今回の演劇ワークショップには不参加でしたが、食うや食われる、と言う部分、ナメクジや蜘蛛の連想は(あくまでフィクションと分かっていても)原作を読んで何とも言えない気持ちになってしまったので、参加していたら正直、まずワークショップ中メンタルがきつかっただろうなと思いました。私が気にし過ぎなんですけどね(笑)
 なので、この舞台は少々頑張って覚悟して見ました。私の、この話に対する怖い感はともかく。ぷかぷか版だけに話も オドロオドロし過ぎず 、ぷかぷか風に進んで行きます。他を出し抜いても一番になろう、一番になれ!との学校の教え、生徒の蜘蛛やタヌキやナメクジのそれぞれの、やった事、ナレノハテ。そして自由なハチ、、、。
 セット、、凄味があってすごく良かったです。回を重ねる毎にますます凄く鋭くなって行く!!次に描写。蜘蛛の影絵での表現、ナメクジがトカゲを舐め溶かしながら食らう場面、狸が死に草に埋もれてゆく描写など、成る程すごいなぁ、、、そう来たか!場面場面の表現がリアルですばらしかったです。ぷかぷかメンバーさんの所々のセリフや動き、表情、一人一人、〇〇さんの動き楽しい!▽さんの(間)あれは偶然?
○○さんのセリフ面白い!などなど、メンバーさんを知っているからこその見方も出来て楽しかったですね。
 舞台を見た方が(障碍者イベントと言うと、支援者にしっかり支援された障碍者が決まった事をおとなしくやっているイメージがあるがここでは全く違う)と話しておられましたが、その通り。ですよね。ですです。一括りで障がい者ではなく、あくまで個々の人が立っている感じ。それぞれの人柄がでています。
 私は今回出なかったからメンバーさんと過ごす時間が無くて、、やっぱりそれは寂しかったな、、と、しみじみしました💦やっぱり、もっと一緒に過ごしたいな。

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●長野から来られた方

この世界に一緒にいられて 
         シアワセでした 

🌀ぷかぶかさんの 表現の市場 
 
 自分もわりと長年表現活動やパフオーマンス をやってきているのですが、今日のどの場面 でも「これはなんだ?」「この愉しさはなん だ?」「時間を忘れた!」「この観客の空気 はなんだ?」とおどろくばかりでした。 

🌀彼らはとても自然体で今、瞬間をステージの上で生きてそして在ました。 

🌀自分がやってきたどの太鼓とも違う。そして二番目の「いろいろな電動車いす と いろいろな私たち」こんなステージがあるのか、そして観客の自然なやさしい拍手 

🌀はっぱおーるすたーずの「ラップ相鉄線」がずっと残ります 

🌀そしてラストのミュージカル「洞熊学校を卒業した三人 ぷかぷか版」不思議なずっと気になる、豊かな時間が流れていたというか、時間という概念がなかったというか、とにかくぷかぷかさんたちがいたのでした。 

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