ぷかぷか日記

ぷかぷか理事長タカサキによる元気日記

「ともに生きる社会」「共生社会」を簡単に作る方法

  12月8日に神奈川県主催の「共生社会実現フォーラム」というなんとも勇ましい名前の集まりがあるのですが、パネルディスカッションのパネラーとして参加します。

f:id:pukapuka-pan:20181111164949j:plain

 

 フリーでディスカッションするのかと思っていたら、事前の質問が来ました。予定されたことをしゃべるのでは、ディスカッションのおもしろさがなくなってしまうのですが、ぷかぷかがやっていることを伝えるいい機会だと、前向きに考えて、質問に答えることにしました。

 

質問1は「自身の描く「共生社会」とは?(ご自身の背景を含めて説明してください)」

質問2は「共生社会の実現に向け、現状を踏まえてどんな意識を持ち、どんな行動を起こしていきたいか?」です。

 

 司会がこの質問をするので、それぞれ5分で答えるのだそうです。

 質問1の自身の描く「共生社会」とは、ずばり「ぷかぷか」がやっていることです。「ぷかぷか」は、養護学校の教員をやっているときに障がいのある子ども達に惚れ込み、彼らと一緒に生きていきたいと思ってはじめたところです。一緒に生きていきたい、言い換えれば、「ともに生きる社会」をはじめから目指していたことになります。そして8年たった今、「ぷかぷか」のまわりには小さな「ともに生きる社会」「共生社会」が実現しています。

 どうしてそれが実現できたか。それはぷかぷかさん達と「一緒に生きていく」という関係でやってきたからです。福祉事業所によくある「支援」という上から目線ではなく、どこまでも一緒に生きていくというフラットな関係です。

 一緒に生きていく関係なので、ぷかぷかさんを管理するとか,ぷかぷかさんを社会にあわせる、といったことはしません。そのままのぷかぷかさんが一番魅力的だと思っています。そのままのぷかぷかさんはとても自由です。

 ぷかぷかさんの魅力は「ぷかぷか」をほっこりあたたかな場にしました。ぷかぷかさんの自由さは「ぷかぷか」をホッと一息つけるような場にしました。

 ぷかぷかさんの魅力、自由さに気がついたお客さんが、ぷかぷかさんのファンになりました。そのファンがいま、どんどん増え続けています。ファンになるのは、ぷかぷかさんといい出会いをした、ということです。ぷかぷかさんとの出会いは人を豊かにします。ファンが増えることは、社会が豊かになることです。

 

 障がいのある人たちは、あれができないこれができない、社会のお荷物、といったマイナスのイメージがありますが、ぷかぷかさんは社会を耕し、社会を豊かにする存在になっています。

 「ともに生きる社会」「共生社会」にあっては、障がいがあることはもはや「マイナスの価値」ではなく、「プラスの価値」になっていることを、ぷかぷかは事業を展開していく中で、目に見える形で表現してきました。

 写真は銀座の画廊で売れているシャツ。見るひとをほっこり幸せな気持ちにします。「障がい者は不幸しか生まない」(相模原障害者殺傷事件の犯人の言葉)のではなく、「障がい者はまわりの人を幸せな気持ちにさせる」のです。

f:id:pukapuka-pan:20181111153134j:plain

 

ぷかぷかさん達のおかげで、毎年、こんなにすばらしい舞台を作っています。

f:id:pukapuka-pan:20181111153321j:plain

「障がい者はいない方がいい」(相模原障害者殺傷事件の犯人の言葉)のではなく、「障がい者はいたほうがいい」「その方が社会は豊かになる」のです。ぷかぷかさんと一緒に作る舞台は、そのことを物語っています。

 

 

 質問2は「共生社会の実現に向け、現状を踏まえてどんな意識を持ち、どんな行動を起こしていきたいか?」とあります。質問者は共生社会ははるか先にあって、その実現に向け、現状を踏まえてどんな意識を持ち、どんな行動を起こしていきたいか、とえらく大変ことをやらないと実現できない、といったイメージがあるようです。

 ぷかぷかを作ってきた経験でいうと「障がいのある人たちと一緒に生きていきたい」という思いさえあれば、そして障がいのある人たちとフラットな関係を作れば、共生社会はすぐにでもできます。

 ななちゃんはユースケさんが大好き。

f:id:pukapuka-pan:20181111154230j:plain

 

ぷかぷかさん達とでっかい絵本作りワークショップに参加した子どもはこんな感想を書き送ってくれました。

f:id:pukapuka-pan:20181111140450j:plain

 ぷかぷかにとって「ともに生きる社会」とか「共生社会」は、遠い将来実現する社会ではなく、今、ここにあるのです。

 

 「ともに生きる社会」「共生社会」を作っていく上で、一番障害になるのは「支援」という上から目線の関係だと思います。上から目線のまま「ともに生きる」なんてあり得ません。上から目線のまま障がいのある人に向かって「ともに生きよう」なんて言ったら、「いい加減にしろ!」って向こうから断られます。ですから「支援」という上から目線を私たちがどこまで捨てきれるかに、共生社会が実現できるかどうかがかかっています。

 全国の福祉事業所で、障がいのある人たちへの上から目線を捨て、障がいのある人たちと一緒に生きていきたい、と本気で思うようになれば、あちこちで「ともに生きる社会」「共生社会」はすぐにでも実現できるのです。

 質問にあったような「現状を踏まえてどんな意識を持ち、どんな行動を起こしていきたいか」なんて面倒くさい、ややこしい話ではありません。「支援」という上から目線を捨てる。障がいのある人たちといい出会いをし、一緒に生きていきたい、と素直に思えるようになる。この二つさえできれば、「ともに生きる社会」「共生社会」簡単に実現できるのです。

 それを難しくしているのはなんなのか、ということです。胸に手をあて、考えて欲しいと思います。

 

 

 ★共生社会実現フォーラムは450人入るホールでまだ100人くらいしか参加者がいないそうです。それだけ「共生社会」について魅力ある発信ができていないのだと思います。それと、「共生社会」に対する「本気度」です。

 参加希望者はチラシにある申込書に必要事項を書き込んで郵送する必要があります。どうしてこんな面倒くさい手続きを考えたのか。参加したい人はその日にいって参加すれば何の問題もないと思うのですが…。

 いずれにしても興味のある方は一番上に添付したチラシの参加申込書に必要事項を書き込んで申し込んで下さい。