ぷかぷか日記

ぷかぷか理事長タカサキによる元気日記

日本のあちこちで『pukapukaな時間』がぽこぽこ生まれてくれば、社会は変わります。

 『pukapukaな時間』500部印刷したのですが、ほとんどなくなり、増刷することにしました。

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 300部くらいでいい、という意見もありましたが、これはもっと売れる、強気でいこう!と1000部増刷することにしました。もっと売れる、というより、障がいのある人たちのおかれた社会状況、あるいは私たちのおかれた今の社会状況を考えると、もっともっと売らなければ、といった思いの方が強いです。

 グループホームを立てようとすると、地元から反対の動きが現れるところもあります。ここに障がいのある人たちは住むな、と。障がいのある人が地域社会から排除される状況は、相変わらずあちこちにあるのです。

 彼らとおつきあいがないこと、彼らのことを知らないことが、彼らの排除という形で現れます。彼らが来ると犯罪が起こる、と。

 彼らが来ると犯罪が起こる? え? どうしてそんなこといえるの?と、本当に悲しくなります。みんなの心をほっこりあたたかくするぷかぷかさんたちが犯罪を起こしますか?

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 「知らない」ということが、こんなすてきな人たちを社会から排除してしまうのです。

  地域社会から障がいのある人たちが排除されるとき、いろんな人がいることの社会の豊かさは、徐々に痩せ細っていきます。彼らを排除してしまうことで、私たち自身が貧しくなります。「いろんな人がいていいんだよ」という優しさと幅が、地域社会からなくなります。地域社会が窮屈になります。私たち自身が息苦しくなります。

 そういった社会状況の中だからこそ『pukapukaな時間』は必要だと思うのです。そして『表現の市場』も。

『pukapukaな時間』に添付の文書は、今の社会の中でどうして『pukapukaな時間』が必要なのかをわかりやすく語っています。

 

 

 この本には「ぷかぷか」が創り出したほっこりあたたかで、豊かな時間がぎっしり詰まっています。障がいのある人といっしょに生きる中で生まれた時間です。私たちだけでは絶対に作り出せなかった時間です。ここにこそ、彼らといっしょに生きる理由があります。彼らといっしょに生きることの意味がこの小さな冊子から見えてきます。

 何かにつけ息苦しい今の社会にあっては、こんな時間こそ必要だと思います。こんな時間は、社会を豊かにします。

 

 私たちの社会は、あのおぞましい相模原障害者殺傷事件を引き起こしました。『pukapukaな時間』は事件に対してどういう意味を持つのかを少し考えてみます。

 事件の犯人は「障害者はいない方がいい」「障害者は不幸しか生まない」などといいました。これは犯人の特異性から生まれた言葉なのでしょうか。「障害者はなんとなくいや」「障害者とはおつきあいしたくない」「障害者は社会のお荷物」「社会の負担」「効率が落ちる」「何考えているのかわからない」「怖い」といった言葉は社会全般を覆っています。障害者を見る目線の根っこでは、ですから犯人とつながっているのだと思います。一線を越えるかどうかの差だけです。だとすれば、あの忌まわしい事件は私たちみんなが自分の問題として引き受ける必要があります。私たちの社会が引き起こした事件として。

 様々な角度から事件は語られました。でも、社会は何も変わりません。いくら立派なことを語っても、言葉だけでは社会は変わらないのです。

 ではどうしたらいいのか。ぷかぷかがやってきたのは、否定的に見られている障がいのある人たちと、肯定的な関係を実際に作ることでした。

 

・いない方がいいと言われた障害者と、いた方がいいと思える関係を作ってきました。

・不幸しか生まないと言われた障害者と、幸福感を共有できる関係を作ってきました。

・なんとなくいやと思われている障害者のことを、好きといえる関係を作ってきました。

・おつきあいしたくないと思われている障害者と、おつきあいしたくなるような関係を作ってきました。

・お荷物と言われている障害者と、お荷物どころか、いないと困る関係を作ってきました。

・社会の負担と思われている障害者と、負担どころか社会を豊かにする関係を作ってきました。

・効率が落ちると思われている障害者と、彼らがいることでみんなが生き生きとして、場が活性化するような関係を作ってきました。

・何考えているかわからないのなら、お互いわかり合える関係を作ってきました。

・なんとなく怖いのではなく、ちゃんと相手のことがよくわかる関係を作ってきました。

 

 そういった関係をぷかぷかは事件のはるか前から丁寧に作ってきました。お店、パン教室、演劇ワークショップ、アートワークショップなど、様々な機会で障がいのある人たちに向かって「あなたが必要」「あなたにいて欲しい」と思える関係を作ってきました。その関係が豊かな世界を生み出しました。

 『pukapukaな時間』はそれをビジュアルに表現したものです。ぷかぷかがやろうとしてきたこと、やってきたことが、この小さな冊子に詰め込まれています。

 こういう豊かな時間を作り続けること。それが相模原障害者殺傷事件を超える社会を作っていくのだと思います。

 

 『pukapukaな時間』は、その気になれば「ぷかぷか」に限らず、どこでも創り出すことができます。そういう思いを込めて、この冊子には外部の方の作品も入れました。日本のあちこちで『pukapukaな時間』がぽこぽこ生まれてくれば、社会は変わります。

 

 

『pukapukaな時間』の増刷は1月19日にできあがります。下記会場で販売します。

1月20日(土)に予定されている『みんなの学校』の上映会場(緑公会堂)

1月21日(日)『表現の市場』(みどりアートパーク)

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 ぷかぷかのわんどでも販売しています。遠くの方は電話もしくはメールでお申し込み下さい。

  045-453-8511 ぷかぷか事務所 高崎

pukapuka@ked.biglobe.ne.jp  高崎

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       口座名 NPO法人ぷかぷか 理事長 高崎明