映画『ぷかぷかさん カナダをゆく』のクラウドファンディングがはじまりました。
ぷかぷかさん達のカナダ珍道中です。ぜひ応援して下さい。
情報の拡散、希望しています。よろしくお願いします。
ぷかぷか日記は以下に移転しました。
ぷかぷか日記 – NPO法人ぷかぷか
映画『ぷかぷかさん カナダをゆく』のクラウドファンディングがはじまりました。
ぷかぷかさん達のカナダ珍道中です。ぜひ応援して下さい。
情報の拡散、希望しています。よろしくお願いします。
辻さんがチェコスロバキアから帰ってきて、一週間ぶりに三人でけいこ。旅行が楽しかったのか、日本語の朗読はところどころ忘れていました。アラビア語はプリントを見ながらなので、一週間間あいてもすらすら読んでいました。 アラビア語の朗読と音楽を合わせました。
江原さんの演奏がすごい迫力なので、ダイちゃんの太鼓が入りにくそうでした。好きにたたいていい、思いっきりたたいていい、といわれても、プロの演奏に飛び込むのは至難の業。江原さんが目で合図を送ったり、声をかけたりしていましたが、なかなか思いっきりたたくということができません。
作戦を変え、江原さん「やぁ!」とかけ声をかけました。するとダイちゃん、まるで目が覚めたように自分でも「やぁ!」をかけ声をかけ、いつもの元気なダイちゃんを取り戻しました。
9月24日(日)カナダツアー・キックオフ&映画「ぷかぷかさん カナダをゆく」クランクイン&壮行会をやります。
朝9時からぷかぷかの前の団地集会室で江原さん、ダイちゃん、辻さんのユニットによる「さかなはおよぐ」朗読と演奏をフルバージョンでやります。日本語、英語、アラビア語で朗読し、その間に音楽が入ります。
10時からは英語の字幕の入ったプロモーションビデオカナダ版の上映があります。英語の字幕が入ると、いよいよ世界に向けてメッセージの発信!と、なんだかわくわくします。「いっしょにいると 心ぷかぷか」は「This is Puka-puka」です。「これがぷかぷか!」という感じでしょうか。海外の人たちにうまく伝わるといいなと思います。
11時からは「ぷかぷかさんのおひるごはん」でおいしいものを食べながら、みなさんのあいさつがあります。セノーさん、テラちゃん、ダイちゃん、ツジさんたちもあいさつします。
ご都合つくようでしたらお越し下さい。会場が狭いので、参加される方は高崎宛にメール下さい。pukapuka@ked.biglobe.ne.jp
明日motiongalleryというサイトで「ぷかぷかさん カナダをゆく」という映画作りのためのクラウドファンディングが立ち上がります。熱い思いを書きました。あちこち拡散して下さい。
9月16日、第4期2回目のワークショップがありました。
オペラシアターこんにゃく座の「あの広場のうた」
を歌いたくてピアニストに安見ちゃんにリクエストしてOKが出たので、今日はわくわくしながらの初練習。
みんなが歌いやすいように音を下げ、ペースを遅くして歌いました。安見ちゃんの作ってくれた歌詞カードには手拍子や、ピアノの休符がわかりやすく入っていました。
CD聞いたときは、すごくいい歌なんだけど、歌うのはむつかしいかなと思っていました。でも安見ちゃんはちゃんとみんなが歌えるようにしてくれました。1回でこんなに歌えるようになったのですから、みんなを引っぱっていく力がすごいです。
「注文の多い料理店」には「序」というのがあって、宮澤賢治の世界を賢治自身がとてもうまく語っています。
ここの部分をデフパペットシアターひとみの人たちに手話でやってもらおうと思っています。
「序」は抽象的な言葉も多く(「きれいにすきとおった風をたべ」なんて言葉)、
手話で表現するのはとてもむつかしいです。デフパペットシアターひとみのベテラン、エノさんも、ものすごく苦労して手話にしたそうです。
エノさんの手話は直訳の手話ではありません。映画の字幕のように、その言葉を端的に表現する手話です。
なんかね、エノさんの手話には透明感というのか、手話の世界の奥深さというのか、そんなものを感じました。
ぷかぷかさん達も楽しそうにやっていました。エノさんの手話を楽しい!と感じたみたいでした。
『西洋料理店 山猫軒』の看板や、扉の言葉をグループごとに持ち、歌いながらその場面を作りました。言葉がとてもにぎやかに、そして豊かになった気がしました。
『注文の多い料理店』をそのままやってもつまらないので、ぷかぷからしい物語にする予定です。楽しみにしていて下さい。
辻さんがチョコスロバキアに行っているので、今日はダイちゃんと江原さんの二人きりの練習。
今日の江原さんの演奏は気合いが入っていました。『さかなはおよぐ』のアラビア語の朗読の中で、死んださかなを描かされた場面で弾く曲です。怒り、悲しみ、やりきれなさがあふれていました。「レクイエム」という曲で元朝日新聞の記者松井やよりさんの追悼の音楽会で弾いたものだそうです。江原さん作曲です。
ダイちゃんと気持ちを合わせたいと、江原さんも一生懸命でした。江原さんに
「好きなようにたたいていいんだよ」
といわれても、江原さんの気合いの入った演奏を前にすると、そこに入り込むのはすごく大変。それでもダイちゃんの天性のセンスで、なんとかくらいついていました。
今日はカメラマンの吉田さんも撮影に来ていて、来週は練習のあと、コンサートに向かう江原さんを追いかけて、舞台に立つところまでを撮影するそうです。ぷかぷかさんと練習したあと、その足でコンサートに向かい、プロとして舞台に立つ、その姿を撮る、というわけです。江原さんの姿勢、生き方がよく見える映像になると思います。そんな江原さんの生き方に支えられて、今『さかなはおよぐ』プロジェクトが着々と進行中です。
9月30日、バンクーバーで初演です。来年1月21日(日)みどりアートパークで行う「第4回表現の市場」でお披露目します。
今日もシリア人のアーセムさんがアラビア語のレッスンのためにやってきました。
辻さんが読んでいるテキストはこれ。アルファベットで表記してあるのですが、読むのはとてもむつかしいです。英語の通訳をやっている辻さんのお母さんは「私にはとてもじゃないけど読めません」と言ってました。
今日は江原さんの息子さん暖人(はると)くんも加わっての練習でした。暖人くんの木琴が入ることで、音に広がりが出てきました。
ものすごい迫力です。「さかなはおよぐ」の最後に入る音楽です。
今日の練習風景。
日本フィルハーモニーのチェロ奏者江原さんは、本当にやさしい人です。ぷかぷかさんがうまくできなくても根気よくおつきあいしてくれます。見ていて、本当に頭が下がります。福祉の世界の人でもないのに、この優しさはなんなんだろうと思います。
去年の演劇ワークショップにチェロを弾きに来て、そのときにぷかぷかさんに一目惚れ。以来ずっとおつきあいが続いています。
今日は夕方、サントリーホールでコンサートがあるそうです。写真のような格好だったので、
「舞台に上がるときの服はホールに置いてあるんですか?」
と聞くと、
「いや、このデイバッグにくるくる丸めて入ってるんですよ。はははは」
こどもから借りたという薄汚れた小さなデイバッグに、燕尾服がくるくる巻いて入っているのだそうです。早めに会場について、ハンガーでつるしておくと、しわが伸びるそうです。
カナダに出発する前日まで毎日こんな格好でけいこに来てくれます。すべてボランティアです。江原さんがここまでやってくれる理由を映画の中で描けたら、と思っています。
靴だけは革靴でした。
『さかなはおよぐ』の練習のあと、pvプロボノの中島さん、映画『ぷかぷかさん カナダをゆく』の監督吉田さん、それに私でカナダの映画について話をしました。
カナダを旅すれば、それなりにおもしろい映像は撮れるが、それだけでは平板なものになってしまう。今回の旅のきっかけを作ったpvプロボノの内山さんは、どういう思いでぷかぷかのプロモーションビデオをレオノーラさん(国際自閉症フェスティバルの中心人物)に紹介し、レオノーラさんはどんな思いでそれを受け止め、フェスティバルで上映しようと思ったのか、そもそもレオノーラさんはどうして国際自閉症フェスティバルを始めたのか、そのレオノーラさんとぷかぷかをつないでくれているkieさんは、どんな思いでつないでくれているのか、といった話が加わって、ようやく映像に深みが出てくる、といった話を中島さんはしてくれました。
なーるほど、と思いました。映像の背景にあるものも写し込んで、ようやく映像に深みが出てくるわけで、いろんなおもしろいハプニングが撮れても、それだけでは平板な作品にしかならない、という話でした。
そういう意味では、今日辻さんにアラビア語朗読のレッスンに来てくれたアーセムさんもどんな思いで来たのかとか、アーセムさんを紹介してくれたり、『さかなはおよぐ』の原書を探して中東の現地まで連絡してくれた人たちはどんな思いでやってくれたのか、の話も加わってくると、『さかなはおよぐ』の朗読と音楽会が、ものすごく豊かな映像になります。
辻さんが昨日朗読に使ったアラビア語の原書のPDFは、レバノン大学の先生が送ってくれたものです。そんな遠いところの人を動かしたものはなんなんだろうと思います。
やはりこれだけの人を動かすものが、この『ぷかぷかさん カナダをゆく』プロジェクトチームにはあるのだと思います。それをどこまで写し込めるかが大きな勝負所になりそうです。
だから何を撮るのかをあらかじめ整理し、どういうところに着地点があるのかもある程度イメージしながら撮っていった方がいい、と中島さんはアドバイスしていました。
映画作りのプロですね。その中島さんを中心に作ったプロモーションビデオがカナダとぷかぷかをつなぎ、今回の壮大な物語がはじまりました。
物語がどんなふうに進んでいくのか、楽しみにしていて下さい。